「暴対法」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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暴対法(ぼうたいほう)

最近は山口組と神戸山口組の抗争による射殺事件が繰り返され、再びクローズアップされているのが「暴対法」です。事件が起こるとニュースで「暴対法」の解説もされますが、どうも庶民には理解し辛い点が多々ありますよね。それは、あまりにも漠然としている法律であり、実際の効力などがないように見えるからではないでしょうか? もちろん、ある一定の効果があるのも事実ですが、こうして堂々と事件が頻発すれば、疑いたくなるものです。

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暴対法の意味とは

「暴対法」の意味は以下の通りとなります。
(1)平成3年(1991年)に公布され翌年に施行された、暴力団員による不当行為を防止する法律が「暴対法」で正式名称「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」。
(2)暴力団や関係者による反社会的行為から国民を守る為に施行された法律。これまで民事として介入が難しかった事案にまで取り締まりができるようになり、暴力的行為や恐喝など不正行為、一般市民が抗争の巻き添えになっても必要措置が取れる。
(3)「暴対法」以外にも、「暴力団対策法」や「暴力団新法」とも呼ばれ同義となる。
暴力団に対する取り締まりを劇的に強化した法律で、平成4年から施行されたのが「暴対法」こと正式名称「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」です。それまでは民事事件には介入が難しく、また飲食店の「みかじめ料」や建設工事で企業に対して下請け参入するのは、半ば容認であり当時の法律では対応ができませんでした。しかし「暴対法」が制定され、これらの行為はもちろん、口止め料・寄付金・地上げ・許認可など全27行為が禁止され、暴力団やその関係者に対して厳しく罰せられます。「暴対法」によって、年々暴力団関係者は減少し、国民の生活を守る役目を果たしている事になりました。しかしその一方で、”半グレ”と呼ばれる別の「反社会的組織」が暗躍をするようになり、数々の事件を起こして全国で問題となっています。何より、半グレは現在の「暴対法」は適用されず、その多くが野放し状態で、振り込め詐欺(オレオレ詐欺)やリフォーム詐欺などを資金源とし、その一部は共存関係の暴力団に流れています。最近になって、一部の半グレ組織を「準暴力団」と認定し、「暴対法」が適用される扱いにしたが、それでも抜本的な解決には至っていない。「暴対法」施行によってメリットもあるが、半グレなどデメリットも目に付くようになり、他にも貧しい”貧困ヤクザ”が逆に怖いものなしで暴れるなど治安悪化も懸念され、山口組が分裂して射殺事件などが相次ぐなど、結果として問題点が浮き彫りになってきている。

暴対法の由来

「暴対法」は前述したように、平成4年に施行された「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」を略したものです。”暴力団”という呼び名は、元々は全国的に古くから”やくざ”と呼ぶのが定着し、関西など近畿圏は”極道”と呼ばれていました。それが、戦後の1945年頃からは近代化の影響なのか徐々に「暴力団」と呼ばれるようになりました。今でも、的屋など昔ながらの親分子分の関係性を大事にするのは”やくざ”というニュアンスですが、スーツ姿で高級外車を乗り回し膨大な資金源を確保する方は「暴力団」という名前が合っています。

暴対法の文章・例文

例文1.某有名ヤクザ映画を映画館で観ていたり、周囲に現役暴力団らしき人が数人いて、思わず暴対法暴対法と何度もお守りのように呟いてしまった。
例文2.暴対法によるメリットも大いにあるが、半グレ集団が躍起になったのは完全なるデメリットだ。
例文3.暴力団には暴対法、公務員には公務員法で双方に厳しく罰して欲しいのが庶民感情である。ヤクザばかり厳しくて、公務員には甘いように見えてならない。
例文4.暴対法の抜け道も懸念され、最近になってやっと半グレ集団の一部で「準暴力団」と認定された。
例文5.ヤクザを辞めても、暴対法によって5年間は監視対象となるそうだ。

「暴対法」をより詳しく解説する文章例です。

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暴対法の会話例

  • この前、車を運転していたら暴力団が乗るような高級外車に煽られて、焦って道を譲ったの。

  • それで、その後は?

  • それで難を逃れて、5分後ぐらいにコンビニがあったから寄って、駐車場に車をとめたの。そしたらさっきの高級車がとまっていて、見た目からして怖そうな人達が乗り込んで出て行って。その時は、再び何かされるのかと焦ったよ。

  • 結局は何もなかったのね。でも、今は暴対法があるから、相手も無暗に手出しできないでしょう。無事で何よりだね。

車を運転していて煽られたという流れからの「暴対法」についての会話です。

暴対法の類義語

「暴対法」の類義語には、「暴力団排除条例」「暴力団排除条項」などの言葉が挙げられます。

暴対法まとめ

「暴対法」は、暴力団やその関係者を厳しく取り締まる目的の法律で、正式名称は「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」です。平成4年に施行されてから確実に一定の効果は上げていますが、水面下に入った暴力団が半グレ集団と共存関係になり、振り込め詐欺などの事件を起こすようになったのは確実に弊害と言えます。年々、暴力団構成員は減っていますが、近年は分裂した山口組が射殺事件など抗争激化となっている側面も出ています。

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