敷衍(ふえん)
「敷衍」は二つの意味を持った言葉であり、一つ目は物事を広げて展開する事、二つ目は意味を意義をより分かりやすく説明する事を意味します。日常的な生活なのかで使われる事はほとんどない非常に難しい言葉であり、小説や論文などで使われるケースがほとんどです。今回は難易度の高い言葉である「敷衍」について意味や由来もわかりやすくかつ詳しくご紹介していきます。
敷衍の意味とは
「敷衍」は、二つの意味を持っています。
一つ目の意味は、物事を押し広げて展開することで、二つ目の意味は、意義や意味をより分かりやすく詳しく説明することです。
日常的には、二つ目の意味で、具体的で多様性を持った説明をすることとして、「敷衍」という言葉は使われています。
単に具体例を挙げるだけでは、全く別の「例示」という言葉となってしまうので注意が必要です。
敷衍の由来
「敷衍」は、古来ではさまざまな問題を、水面のように押し広げて考えることとして使われてきました。
「敷」は、しく、広げる、あまねくといった意味で、ここでは、平らに広げるという意味となります。
「衍」は、「敷」と同じように広げるといった意味の他に、はびこる、あふれるといった意味を持っていて、水が四方向に広く広がっていくといった意味もあります。
敷衍の文章・例文
例文1.全国の学校でのいじめ問題を、社会全般に敷衍して広める。
例文2.コロナウィルスの感染拡大により感染予防対策の方法を敷衍して論じる。
例文3.あなたの説明はわかりづらいので、もっと敷衍して説明してください。
例文4.何かを論じるときは、敷衍して視野を広げるべきである。
例文5.敷衍を意識した言動を心がけることで、相手は納得しやすくなる。
敷衍した説明をしてくれれば、勘違いや間違いなどが減ると思います。
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敷衍の会話例
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これで夏休みの自由研究の発表を終わりにします！質問はありますか？
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はい！○○では説明がわかりづらかったのでもっと敷衍して説明してください！
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えーっと…敷衍ってなんですか？
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敷衍は話を展開してわかりやすく説明することです！。
敷衍という言葉自体を敷衍して広めなければ、毎回敷衍して説明しなければなりませんね。
敷衍の類義語
「敷衍」と関連する言葉には「布衍」「敷延」「増補」「詳説」などがあります。
敷衍まとめ
今回は「敷衍」について詳しくご紹介しました。「敷衍」の使い方が分かったと思いますので、この言葉が広まるように、皆さんに使っていただければと思います。
