「掌を反す」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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掌を反す(しょうをかえす)

「掌を反す」とは「手の平を裏返す事から、簡単や容易の喩えであり、また態度や考えを急変させる事」です。世の中に出ると様々な性格の人がいて驚くばかりですが、一番腹立たしいのは今までは仲間のように同調しておきながら、状況が悪くなると何事もなかったように平気で裏切る人ですよね。半ば心を通わせていただけに反動で、余計に悔しくて頭に血がのぼるのです。そんな事を思い出させる「掌を反す」の解説となります。

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掌を反すの意味とは

「掌を反す」の意味は以下の通りとなります。
(1)手の平を裏返す事から、物事が容易い喩え。物事を苦労なく出来てしまう事。
(2)同じく手の平を裏返す事から、態度や物事の考え方が簡単に変わる喩え。
(3)「掌を返す」とも書き、「たなごころをかえす」「てのひらをかえす」とも読む。
”掌”は「手の平」「手の内側」「司る事」「たなごころ」、”反す”は「表を裏にするなど位置を反対にする」「耕す」「物を戻す」「返却」「元の状態に戻す」などで、手の平を裏返す事から物事が簡単に出来る事やまるで裏切るように態度や考え方が極端に変わる事です。ドラマや小説などでお馴染みの味方だと思っていた仲間が裏切るのを「手の平を返す」(掌を返す)と言いますが、それの昔ながらの表現が「掌を反す」となります。そして賢かったり要領がいい、或いは手先が器用だと何でも出来てしまうので、これも「掌を反す」となるのです。よって前後の文脈からどちらの意味か把握をする必要がありますが、態度や考えの急変で使うパターンが多いです。

掌を反すの由来

「掌を反す」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては平安時代末期から鎌倉時代初期の公・九条兼実の日記「玉葉」(1172年)などに文言が記されています。

掌を反すの文章・例文

例文1.憎きあいつは今日もあっさりと掌を反しては、俺の反目になりやがった。
例文2.何度練習しても出来なかったダンスステップだが、美人インストラクターが数分教えてくれたら掌を反すようにあっさりとクリアーし、我ながら「集中力の高さ」と言う名の良いところを見せたいスケベエネルギーに驚いた。
例文3.愛犬は普段は主人である私に懐いているが、お客がきたら掌を反して尻尾を振ってベッタリとなり、犬にも八方美人があるのかと思ってしまう。
例文4.同僚から「掌を反すのは止めろ」と言われても、出世する見込みがある勝ち馬上司に乗るのがベストな選択に違いない。
例文5.政権が掌を反すようにコロコロ変わるのも問題だが、だからといって一党独裁が延々と続くのも実に情けなく、これも全て慣習を第一にする国民が悪いのだろう。
物事が変わるや容易といった意味合いで「掌を反す」を使った例文です。

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掌を反すの会話例

  • ところで、この前プレゼントしたバッグって、普段使っているの? あまり見ていないんだけど。

  • それがね、やっぱりデザインがどうも違うなって思って。メルカリとかで売っていい?

  • さっそく掌を反してきたね。あれだけ欲しいってお願いするから、俺がやっとの思いでプレゼントしたんだよ。

  • だって、仕方がないじゃない。私はお嬢様育ちなんだから、飽きっぽいの。

我儘な妻に振り回される夫という内容です。

掌を反すの類義語

「掌を反す」の類義語には、「豹変する」「手の平を翻す」「主張を覆す」「手の平返し」「変わり身」「お安い」「他愛も無い」「訳無い」などの言葉が挙げられます。

掌を反すの対義語

「掌を反す」の対義語には、「大海を手で塞く」「擂粉木で腹を切る」「好転」「千古不朽」「言い張る」「言い通す」などの言葉が挙げられます。

掌を反すまとめ

「掌を反す」は物事を簡単にやり遂げたり、態度や考え方が急変してこれまでと真逆になってしまう事です。まるで手の平を裏返すようなので、そこから「掌を反す」となります。古語的な言葉であり、現在は「手の平を返す」や「掌を返す」の方が主流ではありますが、同様の表現として「掌を反す」も覚えておきましょう。

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