「戦慄」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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戦慄(せんりつ)

「戦慄」とは「恐怖によって声や体が震えてしまう状態」です。大惨事や恐怖体験に巻き込まれると、我を忘れてパニックになったり体が震えて動けなくなったりするもので、それが正に「戦慄の体験」となります。また恐怖を題材にした映画や漫画などの宣伝でも、煽るように「戦慄」と使われる事が多いです。それぐらい「戦慄」には単なる恐怖よりもさらに怖い恐怖と感じられるものが秘められています。

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戦慄の意味とは

「戦慄」の意味は以下の通りとなります。
 (1)恐ろしくて震える。恐れおののく。
 (2)恐れ・緊張・寒さ・病気などから体や手足がブルブルと小刻みに震える状態。
 (3)「わななく」とも読む。
様々な恐怖の要因から体や手足が震える状態が「戦慄」です。それぐらいの恐怖体験に襲われていたり、或いは記憶が蘇って震え上がっています。通常は恐怖となりますが、場合によっては興奮状態からでも「戦慄」となり、映画などはスリルで興奮するスプラッター作品などは「戦慄」と表現するものが多いです。また、例えば交通事故でトラックが歩行者に突っ込みそうになるなど危険な惨事や衝撃的な出来事も「戦慄が走る」や「戦慄を覚える」とした表現になります。実体験では本当の恐怖から「戦慄を覚える」ような場面に出くわすのは稀なので、多少の恐怖でも過剰に「戦慄」とする場合も多くあります。

戦慄の由来

「戦慄」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては日本最古の歴史書「古事記」(712年)や平安時代の随筆書「枕草子」などに文言が記されています。

戦慄の文章・例文

例文1.昔は真夏になると恐怖や心霊体験の番組が多く放送され全国の子供達が戦慄していたが、昨今はテレビ局が諸問題を考慮して自主規制しているようだ。
例文2.今でも忘れないのはクリスマスに父が顔面流血したサンタクロースのコスプレして、その完成度の高さから兄弟全員が戦慄して泣き叫びながら助けを求めた出来事だが、それも良い思い出だ。
例文3.目の前を走る車が激しい突然交通事故を起こした時は、日頃冷静な自分も戦慄に怯えて声を失った。
例文4.怖がりだが、戦慄を煽るような漫画や映画は人一倍興味があって思わず目を背けながら最後まで見てしまう。
例文5.連続して朝帰りをした時は怒りの形相で妻が玄関に待っていて、これぞ戦慄が走った瞬間だった。
「戦慄」を使った例文となります。

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戦慄の会話例

  • 何か刺激が欲しいなー。こうして毎日が退屈だと、退屈で退屈で。

  • そんなにスリルを求めているなら、心霊スポットでも行けばいいじゃない? 戦慄を覚えるような一生忘れられない出来事が待っているかもよ。

  • そんな怖い事を言うなよ。じゃあ、一緒に行く?

  • 心霊スポットは一人で行くから意味があるのよ。でも、無事に帰ってこれるのかしら…。

刺激を求める同僚男性に女性が心霊スポットに出向くよう促しています。

戦慄の類義語

「戦慄」の類義語には、「震駭」「寒慄」「怖気」「無残」「惨状」「グロテスク」「武者震い」などの言葉が挙げられます。

戦慄の対義語

「戦慄」の対義語には、「安堵」「平安」「安心」「平穏」などの言葉が挙げられます。

戦慄まとめ

「戦慄」は怖さや恐怖や興奮から体が震える状態です。恐ろしい出来事に直面すると、声が出なかったり体が思い通りには動かず、だから震えてしまうのです。実際にはそのような恐怖場面に出くわすのは少なく、比喩的表現として少しばかりの怖さでも誇張して「戦慄」を使う事も多いです。

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