「寒気立つ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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寒気立つ(さむけだつ)

「寒気立つ」は文字通りに、寒い時に使用する言葉です。しかし、通常はそんな時には簡単な「寒い」を使用するので、敢えて「寒気立つ」とはならないものです。そんな「寒気立つ」には他の意味もあるので、それを踏まえて詳しい解説となります。

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寒気立つの意味とは

「寒気立つ」の意味は以下の通りとなります。
(1)寒気を感じる。冷たい空気でひんやりする状態。悪寒がする。
(2)恐ろしく身震いする。ぞっとする。恐怖で体が震える。
上記の事から「寒気立つ」には二つの意味があります。一つ目は純粋に寒さや寒気であり、寒い場所で何かをしていると冷気などを感じて肌寒く感じるものです。二つ目は、恐怖や怖い時の身震いなどを表す意味です。これは、寒さではなく、恐怖からヒヤッとしたりゾッとする体験で震える様です。また、”寒気”には病気や発熱、嫌悪感による寒さに対しても使われるので、「寒気立つ」でも含めても問題ないでしょう。よって、体感としての寒い状態、心理的な恐怖、さらに病気状態も含めて「寒気立つ」となります。

寒気立つの由来

「寒気立つ」について、残念ながら由来は不明です。”寒気”には、寒さだけでなく、寒く感じる気配、寒さの程度という意味があり、似た意味を持つ慣用句として「総毛立つ」や「身の毛がよだつ」「鳥肌が立つ」等があり、これらと関連性が高いとされていますが、それ以上は分かっていません。文献としては、日本最古の漢詩集「懐風藻」(751年)に”寒気”を使った一文が残されています。

寒気立つの文章・例文

例文1.真夏の炎天下の運動も辛いが、真冬で寒気立つようなグラウンドを走るのもこれまた辛い。
例文2.彼女と恐怖映画を観にいったら、あまりの怖さに寒気立つばかりで、良いムードになるどころではなかった。
例文3.自信満々のテストが赤点だったので、思わず寒気立って呆然とした。
例文4.信号待ちをしていたら、目の前で交通事故が起こり、その激しさから寒気立つほど衝撃を受けた。
例文5.初めて真冬の北海道を旅行で訪れたら、あまりにも寒くて身は寒気立ち、旅行先を失敗したと何度も後悔したが、新鮮魚介類には大満足できた。

「寒気立つ」を寒さや恐怖に見立てた例文です。

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寒気立つの会話例

  • 今までで、怖い経験とかありますか?/p>

  • 私は子供の頃に、一人で留守番をするのが堪らなく嫌だった。ちょっと物音が聞こえると、思わず寒気立つほど怖がって、早くお母さんが帰ってこないか、ずっと思っていたよ。

  • 確かに子供の頃の留守番は嫌だったなー。

  • だから、私今でも一人で家にいるの苦手。でも、ペットの猫がいるから平気だけどね。

幼少期の留守番は「寒気立つ」ような思い出として残っている、という会話です。

寒気立つの類義語

「寒気立つ」の類義語には、「鳥肌が立つ」「戦慄く」「総毛立つ」などの言葉が挙げられます。

寒気立つまとめ

「寒気立つ」は寒いや寒気を感じる意味もありますが、恐怖や怖さからゾッとしたり身震いする意味もあります。似た意味の言葉には「鳥肌が立つ」「戦慄く」「総毛立つ」などがあり、これらも寒さや恐怖から震えるような意味があります。

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