「寂寥」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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寂寥(せきりょう)

「寂寥」は心が満ち足りずに寂しい事や様子を表した言葉です。常用として使われる言葉ではないものの、小説などの風景描写や人物描写の繊細さや儚さを表すときに使う言葉であり、日本語の奥深さと美しさを感じる事が出来る言葉です。今回は寂寥の意味や由来、そして類語までわかりやすく解説をしていきます。

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寂寥の意味とは

「寂寥」は感情を表し、「心が満ち足りず寂しい事」を意味します。一般的な表現方法としてはあまり使いませんが、小説などでは使用される言葉であり、「寂寥感」という様な使われ方をすることも多く、あわせて覚えておくといいでしょう。

寂寥の由来

「寂寥」の発祥はハッキリとしておりませんが、「寂寥」の二つの漢字を見てみると、「寂=寂しい」「寥=寂しい・虚しい」の意味を持っています。そのことから、二つの漢字を合わせて、寂しい気持ちを強調した表現方法として使われ始めたのが由来だと言われています。
また、「寂寥」は感情を表す言葉であり、文章の中では「寂寥感」と使われることが主流です。ですが、時折間違った表現で「寂寥感を感じる」と書く方もいらっしゃいますが、これは感情の二重表現となりますので、「寂寥感が漂う」や「寂寥感に襲われる」など使用する際には気を使っていきましょう。

寂寥の文章・例文

例文1.一人暮らしの友達の家に行ったが、寂寥感が漂う部屋だった。
例文2.パーティーをした翌日は、毎回寂寥感に襲われる。
例文3.緊急事態宣言によって、近くの商店街は寂寥感が漂っていたが、少しずつ人は戻ってきている。
例文4.そろそろ国民にも限界が来ていて、一人暮らしの人は寂寥感に襲われている人も少なくないと思う。
例文5.今度、彼女が初めて家に来るから、寂寥感漂わない空間作りをしないといけない。
寂寥は基本的には「寂寥感」と使うことがほとんどです。

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寂寥の会話例

  • コロナ禍でそろそろいろんな所に歪みが生まれてきているよね。

  • そうだね。外出自粛や将来の不安で私の周りもすごくストレスが溜まっているみたい。

  • 確かに、これ以上続けられると、日本中が寂寥感に包まれてしまうよ。

  • ほんとだね。寂寥感が漂っていないのは、政府官邸だけだね。

ブラックユーモアで今の状況を揶揄していますが、寂寥感が漂うと閉塞感が生まれ、治安の悪化の心配もあり、足並みを揃えてコロナに向かっていく、コロナと共存していく事を考えなければならないかもしれませんね。

寂寥の類義語

「寂寥」に関する言葉で、「空虚」「心寂しい」「侘しい」などが挙げられます。

寂寥まとめ

「寂寥」の解説はいかがだったでしょうか?日常では使わない言葉でも、そのような場面に遭遇している人もいるのではないでしょうか。
ですが、少し堅苦しい言葉なので、会話上で使ってしまうと相手に対して親切ではなく、知らない言葉を使っている人だと誤解されてしまうケースもあり、現在も基本的に文章の中で使われていますから、それに沿った使い方がいいのではないでしょうか。

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