学閥

学閥とは、同じ大学出身者で集まった、派閥やグループのことです。就職活動をおこなっている学生さんにとって、気になる言葉のひとつに「学閥」があります。よく耳にするタイミングの多い学閥とは、いったいどのような意味があるのでしょうか。正しい内容をつかんで、有意義な未来のヒントにしてみてくださいね。

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学閥の意味とは

学閥とは「同じ大学出身者で集まった、派閥やグループのこと」を示しています。おもに企業やビジネス・政治の世界で使われる言葉です。学歴なんか関係ないと言われるものの、学閥の名残はいまだに強く「同じ大学の卒業生」というだけで、何百人ものメンバーが集う大きなサロンや交流会が有名ホテルで開かれることがあります。とくに慶応大学の三田会や一橋大学の如水会は、学閥の中でもとくに有名です。

学閥の由来

学閥は日本の学歴社会で、自然に生まれたグループです。社会に出ると色々な大学を出た、個性豊かな人たちが集まっています。企業や政界に属しながらも「もともとのルーツ」を辿りたくなるのが日本人のサガ。同じ大学や同じ高校の出身という共通点があると、自然に仲間意識が強くなります。最近では将来の就職活動をにらんで、進みたい道に強い学閥のある大学を選ぶ学生も増えていると聞きます。たかがコネクション、されどコネクション。出世街道を進みたかったら、学閥をうまく利用するのも賢い方法かもしれません。

学閥の文章・例文

例文1.先日東京大学の学閥会が、ホテルのラウンジで開かれた。
例文2.現代医学界に大きな権限をもっているのが、あの学閥だよ。
例文3.弊社では学閥の力に左右されない、公平な就職活動をおこなっています。
例文4.学閥のコネクションを利用して、メガバンクへ就職した。
例文5.社長と同じ学閥に所属している部長は、未来の昇進が約束されたようなものだ。
法曹界や金融界・政界の中でとくに重要視されているのが学閥です。就職活動では学閥の見えない力が働くため、思うように進まない人・予想以上に進める人の2極化もすすんでいます。

学閥の類義語

学閥に似た言葉として「派閥」「一門」「グループ」「同窓生」「OBネットワーク」などがあります。

学閥まとめ

学歴重視の企業や法曹界・政界に属していると、否が応でも耳にするのが学閥です。学閥とは同じ大学や高校の出身者がつくる一大組織で、水面下では就職や昇進に大きな影響を与えているといわれています。
コネクションを作りたいとき、上にのし上がりたいとき、情報を仕入れたいときは学閥の力を上手に利用してみてもよいかもしれません。一方でえこひいき型の学歴重視・学閥重視の声に疑問を投げかける声もあり、今後の日本社会がどう学閥とかかわっていくのか注目されています。

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