「妙趣」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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妙趣(みょうしゅ)

「妙趣」とは「趣がある事と絶妙な味付けの二つの意味がある言葉」です。美味しい料理を食べて感動した時や、そして素晴らしい景色や芸術作品などに触れて趣を感じ取った際に使われるのが「妙趣」で、云わば少しばかり畏まった大人らしい表現とも言えます。それだけ上品な言葉なので、日常会話で度々登場する事はありませんが、大事な席などで使うとポイントが高くなるでしょう。それでは解説に入らせて頂きます。

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妙趣の意味とは

「妙趣」の意味は以下の通りとなります。
(1)優れた趣。
(2)非常に素晴らしい味わい。妙味。
(3)素晴らしく美味しい味や芸術の趣がある事。また、そこから醍醐味の事。
”妙”は「非常に優れている」「不思議」「素晴らしい」、”趣”は「風情」「全体から感じる様子」「やり方」で、主に二つの意味がある言葉です。一つは美味しい料理を褒め称える言葉で、絶妙な味付けや味わいの絶品料理などを「妙趣」とします。よって、「妙趣」は「妙味」の事でもあります。二つ目は優れた趣がある事で、美しく日本らしい景色景観に伝統的な風情を感じさせるものの事です。まとめると、絶妙な味付けの料理と伝統的な日本を感じさせる景色や文化などを称える際に「妙趣に富む○○」「妙趣を感じさせる」「妙趣がある」といった風に使います。

妙趣の由来

「妙趣」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては平安時代初期の僧・空海(弘法大師)による漢詩文集「性霊集」(835年頃)の大唐青寺故三朝国師碑などに文言が記されています。

妙趣の文章・例文

例文1.中華料理屋でバイトをする母の料理は味付けが妙趣で、ご飯が何杯でも食べられるほどだ。
例文2.外国人の友人と京都旅行をした時は、あまりの伝統文化や美しさに彼は「ワンダホー」と連発していたが、きっと妙趣があると興奮していたのだろう。
例文3.神田で美味しい外国料理のお店を発見すると、東京下町で本場料理の舌鼓を打てる幸せから妙趣に感謝したくなる。
例文4.小学生の娘が描く自画像は当然ながらよくある子供が描いたものだが、私にとっては世界で最も貴重な芸術作品で妙趣がとてもある。
例文5.コンビニスイーツを久しぶりに食べたら余りの美味しさに感動をして、これなら全国各地で妙趣を手軽に楽しめて人気になるのも納得だ。
絶品料理や風情などで「妙趣」を使った例文です。

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妙趣の会話例

  • 京都に旅行に行くんだって?

  • はい。でもコロナ禍だし、そんな時に出掛けるのもちょっと引っ掛かるので、心底楽しめるのかや妙趣が感じられるか不安なんですよね。

  • いいんだよ。そんな事は気にせずに、観光を楽しんでおいでよ。

  • そうですよね。私はずっと旅行も飲みも自粛してきたんですから、久しぶりに旅行で楽しんできます。

知人女性が久しぶりに京都旅行に行くという会話です。

妙趣の類義語

「妙趣」の類義語には、「妙味」「風味」「雰囲気」「絶妙」「趣向」「情趣」などの言葉が挙げられます。

妙趣の対義語

「妙趣」の対義語には、「微妙」「野暮」「大味」「味気ない」「味わいがない」「趣のない」などの言葉が挙げられます。

妙趣まとめ

「妙趣」は味わい深い料理や絶景などを褒め称える言葉で、趣がある事や絶品・絶妙という意味合いとなります。料理と趣は非常に密接な言葉で、それは「味がある」を取っても素直に美味しい旨みに加えて、良い雰囲気などで趣がある際にも使われるからです。そんな事から、「妙趣」は味付けが素晴らしい料理と趣に対して使われます。

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