「垢抜ける」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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垢が抜ける(あかがぬける)

垢抜けるとは、元々野暮ったい雰囲気の人が化粧や髪型、服装などを変える事で洗練されたスマートな印象に変化をすることを指す言葉です。久しぶりに会った友人や親戚に「なんだか垢抜けて大人っぽくなったね」と言われたことはないでしょうか。成長した、大人になったもしくは田舎っぽくなくなったという風に使われていますが本来の意味はとは微妙に異なって広まってしまっています。また、話し方や言うタイミングによっては喧嘩の原因になりかねません。「垢抜ける」とはどう言う意味なのか、解説していきます。

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垢抜けるの意味

垢抜けるの意味は化粧や服装、髪型の変化によって容姿や動作が洗練され、粋ですっきりしていること、野暮ったさがなくなることを意味します。スマートになる、洗練されるというとイメージが湧きやすいかもしれません。また、汚名が晴れるという意味もあります。

垢抜けるの由来

江戸時代に野暮ったさがなく、粋ですっきりした人に対して余計なものが落ちたとして、「垢が抜け落ちた」と言うようになりました。「落ちる」は外についていたものが取れるという意味で、「抜ける」というのは中にあるものが外に出るという意味があるため、落ちると抜けるの微妙なニュアンスにより「垢が抜ける」といわれるようになりました。
元々は「肉や野菜の灰汁(あく)を抜く」「灰汁抜け」という言葉だったとされており、「灰汁抜け」「あくぬけ」と話しているうちに垢抜けと変わっていったそうです。

垢抜けるの文章・例文

例文1.久しぶりに会った都会で働いている姪は垢抜けて随分女性らしくなった。
例文2.同窓会で友人にずいぶん垢抜けたねと言われ、褒められているのかわからなかった。
例文3.どうしたら垢抜けたジェントルマンとなれるのか聞きたいところだ。
例文4.ずっと子どもっぽく風貌でいつまでも彼は垢抜けない印象だ。
例文5.眉毛をと整えたら急に垢抜けたなと職場の人に言われて、好印象を与える事が出来た。
前まで野暮ったかったという意味を含んでしまうので、むやみに垢抜けたと言うと相手を傷つけてしまう可能性があるので使う際にはタイミングや言葉に注意しましょう。

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垢抜けるの会話例

  • お?なんだお前、化粧のおかげか、なんだか垢抜けたな!

  • なにそれ、化粧しなかったら野暮ったいってこと?ムカつくわー、お兄ちゃん最低。

  • え?なんで?女っぽくなるなって褒めてんだけど。

  • だからそれだとノーメイクだとこどもっぽいって言われてるみたいでムカつくって言ってんの!

垢抜けたという言葉で喧嘩になる兄妹の会話になります。中年の男性や親戚などで垢抜けたなという言葉を掛ける人は結構い流印象ですが、こういったトラブルにならないよう別の言葉で表現する方がいいかもしれません。

垢抜けるの類義語

垢が抜けるの類義語に「スマート」「洗練される」「都会風になる」や「渋皮が剝ける」「田舎くささが抜ける」などが挙げられます

垢抜けるの対義語

垢抜けるの対義語としては、「野暮ったい」「田舎くさい」「ダサい」などがあげられるでしょう。

垢抜けるまとめ

例えば、本人が垢抜けないことを気にして髪を切った、眉毛を整えた、化粧を変えたという場合であれば努力に対する評価として垢抜けた、昔やんちゃしてた人が真面目に仕事、生活をしているなどと言う状況であれば全く問題ないかもしれません。そうでない場合は、大人っぽくなったとか、綺麗になった、格好良くなったなどの言葉に変えて話した方がいいかもしれませんね。

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