「噴飯物」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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噴飯物(ふんぱんもの)

「噴飯物」とは「食事が口から噴き出るほどの馬鹿馬鹿しい話」です。思わず笑ってしまうツボというのは人それぞれですが、ちょっと驚きや馬鹿らしく感じて思わず笑ってしまう例えが「噴飯物」です。かつての漫画やドラマなどでは食事を吹き出すのは定番シーンでしたが、昨今はあまり見かけなくなっています。これも時代の流れでしょうが、そんな「噴飯物」の解説となります。

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噴飯物の意味とは

「噴飯物」の意味は以下の通りとなります。
 (1)荒唐無稽な物事。馬鹿馬鹿しい物事。
 (2)食事を吹き出す事から、おかしくてバカらしい事や笑い話となる見っとも無い事の例え。
 (3)「噴飯もの」も同義。
”噴飯”は「食べかけのご飯を吹き出すほどおかしい」「我慢出来ず笑う」で、そこに”物”を付け足して強調する表現として、あまりにもバカらしくてご飯を吹き出す程となるのが「噴飯物」です。取るに足らないような話や下らなく笑える話をあしらう際に片腹痛い・チャンチャラおかしいと言いますが、それと同様の一つが「噴飯物」です。まるで食べ掛けの食事が口から吹き出す程として、それぐらい笑えたり、呆れたり、みっとない事となります。因みに腹立たしいや怒りの表現と誤解して覚えている人が多い事でも知られています。

噴飯物の由来

「噴飯物」の由来は残念ながら不明ですが、文献では”噴飯”として江戸時代後期の読本作家・曲亭馬琴の書物「椿説弓張月」(1807~11年)などに文言が記されています。

噴飯物の文章・例文

例文1.学生時代の親友はいつも噴飯物の話で笑わせてくれたが、就職してからは精神が病んでしまい別人になって冗談一つ言わない性格に変わった。
例文2.お笑い芸人が必死になってカルトを守る姿は噴飯物を既に通り越して不気味な本質が垣間見れて、もう彼の笑い話やボケも信者獲得の一環としか見られず非常に残念だ。
例文3.誰よりも優秀で国を良くしたい気持ちがあるはずの政治家が、カルトの繋がりを「記憶・記録にない」と真剣に答弁する姿は噴飯物だが、それぐらい熱心に教団を守りたい気持ちはヒシヒシと伝わる。
例文4.日銀の為替介入バズーカ―砲はロシアの腐ったライフル銃のような噴飯物で、どちらも上に立つ者が無能だとそのツケを国民が支払う事になる。
例文5.国葬を噴飯物と批判すれば「日本人ではない」と保守が声を強めるが、カルトと結託し権力を握り税金を好き勝手使うのが保守の手口なら先祖も草場の陰から泣いていると助言したい。
「噴飯物」を使った例文となります。

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噴飯物の会話例

  • もういい加減にマスク外せよって思うけど、みんな着用しているね。

  • 外国からすると異様な光景なのに大勢が嬉しそうに付けて、もう噴飯物レベルも越えた異常事態よね。

  • 普通は若い世代が反発するのに、皆と一緒だと喜ぶんだよ。まるで集団マゾで喜びや快感ホルモンが出まくっているんだな。

  • でも小さい子は本当に可哀想。衰退国家で生まれて将来は経済格差がさらに酷くなるのに、せめて子供時代はマスクなしで自由に遊ばせてあげたいと親は思わず、皆と一緒を大事にする気質だのもね。

コロナのマスク社会について嘆く会話です。

噴飯物の類義語

「噴飯物」の類義語には、「高笑い」「爆笑」「笑止千万」「愚か」「軽率」「へそ茶」「浅はか」「腹の皮を捩る」などの言葉が挙げられます。

噴飯物の対義語

「噴飯物」の対義語には、「腹立たしい」「怒り」「呆れ」「洒落にならない」「耐え難い」「我慢できない」などの言葉が挙げられます。

噴飯物まとめ

「噴飯物」は思わずご飯が噴き出すほどのおかしい事から、笑える話や馬鹿げた話の事です。ゲラゲラ笑うというよりも呆れや驚きや見っとも無いといったニュアンスが近いようですが、そのような点も含めておかしいのが「噴飯物」となります。

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