「唐変木」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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唐変木(とうへんぼく)

「唐変木」とは「気の利かない人へ使うバカ・アホなどに近い意味を持つ言葉」です。若い人はまず「唐変木」を使う事はないでしょうが、高齢男性などはもしかしたら怒った際に口にするかも知れませんし、昔の小説や時代劇などでは割と多く使われている気がします。語呂が良くてインパクトもあり、だから滅多に使用しないが覚えてしまう不思議な言葉ではないでしょうか。

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唐変木の意味とは

「唐変木」の意味は以下の通りとなります。
 (1)気の利かない人。物分かりの悪い人。
 (2)気の利かない分からずやの例え表現で、罵りの際にも使う言葉。
 (3)古代中国・唐時代において変わった材木は扱いが難しい事が転じて、物分かりの悪い人の事。
”唐”は「古代中国の唐時代」、”変木”は「木目が不揃いの材木」から「変わった木」で、そこから気がまったく利かないような人の例え表現が「唐変木」です。要するに「気が利かない人」を「変わった木」のようだとして、それぐらい使えずダメという烙印を押しています。よって、「アホ」「バカ」「木偶の坊」などに非常に近い言葉として、何度教えても間違えるような物分かりの悪い人を罵倒する際に使います。現代は日常的にはあまり使いませんが時代物の歴史小説などではよく見掛けるので、その当時は関西人にとっての「アホ」に近く頻繁に使っていたとも想像できます。それでも「アホ」は親しみがあり言われた相手がノリと捉える場合もありますが、「唐変木」はもっと攻撃的ともなるので、使い方には注意が必要でしょう。

唐変木の由来

「唐変木」の由来は前述したように古代中国・唐時代が発祥とされ、材木の材料にならない不揃いなものを「変木」と呼んだのがいつしか「気の利かない人」でも使うようになりました。また、同じく古代中国・戦国時代の思想家・荘子の著書「荘子」も由来とされ、この中の「秋水篇」の一文から取られたともされています。日本では江戸時代の洒落本「卯地臭意」や松尾芭蕉の句などにも記されています。

唐変木の文章・例文

例文1.コミュ障なので職場では相当浮いているが、そんな自分を同僚に中途採用の新人に保険勧誘の営業マンに弁当配達員までが陰で唐変木と呼んでいる気がして頭がおかしくなりそうだ。
例文2.我が家の愛犬だけは唐変木な自分を理解してくれていると思っていたい。
例文3.仲間内だけ盛り上がるお笑い芸人、整形だらけな低身長男性アイドル、似非ロックバンド、子供騙しなYouTuberなどを称賛する世の中は大変不気味で気持ちが悪く、それなら変人な唐変木で大勢から嫌われる人生を歩む方が何倍もマシだ。
例文4.変動が激しい相場で冷静に勝つには唐変木なぐらいが丁度良く、まともな人は絶対に勝てない。
例文5.厚かましくて迷惑ばかり掛ける中国人の中でも皆から嫌われて唐変木と呼ばれるのだから、この人は相当な強者であり自分が目指すべき先にいる男だと思えてしまう。
「唐変木」を使った例文となります。

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唐変木の会話例

  • 職場の後輩がまったく仕事にやる気がなくて…、困ったものだよ。

  • そういう人っているよね。覚えも悪いから思わず、馬鹿や唐変木って言いたくなるけど、それを言ったらこっちがお終いだから我慢して、余計にストレスになるのよね。

  • そうそう。で、その後輩なんだけど顔だけはイケメンで凄くいいんだよ。だから俺が注意したら、女性連中から何を言われるか分からず、もう我慢…我慢で。俺が部署を移動したいよ。

  • でも、あなたも気の利かない方なのに、さらに上がいるぐらい無神経なのよね。世界は広いわ。

職場の仕事ができない後輩について愚痴を妻に吐露しています。

唐変木の類義語

「唐変木」の類義語には「愚か者」「馬鹿者」「間抜け」「でれ助」「分からず屋」「頑固者」「無神経」「朴念仁」などの言葉が挙げられます。

唐変木の対義語

「唐変木」の対義語には「利口」「賢い」「天才」「気が利く」「気配り上手」などの言葉が挙げられます。

唐変木まとめ

以上が気の利かない人や物分かりの悪い人を意味する「唐変木」の解説となりました。一緒にいるとストレスが溜まるような要領が悪い人を罵倒する際に使ってしまう言葉で、現代ならバカ・アホなどが近くなりますが同時にハラスメントから使うのを躊躇する言葉でもあります。ですから時代小説などでは定番ではありますが、日常的には使い勝手が悪くなる一方となり、それでも実は誰しも意味を理解しているので常識として覚えておくべきでしょう。

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