口八丁手八丁(くちはっちょうてはっちょう)

「手八丁口八丁(てはっちょうくちはっちょう)」ともいいます。最近では悪い事をする際に用いられる事が多いため、悪い印象があるこの言葉ですが、実は良い印象も併せ持つ言葉なんだそうです。誤解されがちなこのことわざの意味を解説していきます。

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口八丁手八丁の意味

口も達者で手先も器用である事。簡単に言えば話すことと手を使って何かをすることの二つがとても優れているということになります。

口八丁手八丁の由来

口はそのまま人や動物の口を指し、言葉やものの言い方について、手は動作や腕前、技量などを表します。八丁は「八挺」とも書き、「達者で巧みなこと」を表しています。このことわざには八つの道具を使いこなす器用な人でありながら、雄弁な人という意味合いがあります。しかし純粋な褒め言葉ではなく、やや相手を軽んじて用いられる場合もあります。

口八丁手八丁の文章・例文

例文1.彼は口八丁手八丁で何件も商談を成功させている実績のあるビジネスマンだ
例文2.今気になっている女の子は口八丁手八丁な人で少しも隙がない
例文3.私の上司は口八丁手八丁で周りからとても尊敬され味方が多い
例文4.昨日我が家に来たセールスマンが口八丁手八丁で必要ないのについ購入してしまった
例文5.僕は不器用なので口八丁手八丁でなんでも出来る彼女には敵わないと思う
皮肉めいた使われ方もするのですが、純粋に褒める場合にも使います。

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口八丁手八丁の会話例

  • 質問者アイコン

    この間、通信販売のテレビを見て買う予定の無かった掃除機を買ってしまったんだ。

  • 回答者アイコン

    なんで予定が無いのに買ったの?

  • 質問者アイコン

    販売員が口八丁手八丁でつい買ってしまったんだ。
    でもかなり使いやすくて気に入っているよ。

  • 回答者アイコン

    それなら良かったね。

話しや見せ方が上手いと気になってしまうと言うのもよくある事ですよね。

口八丁手八丁の類義語

口八丁手八丁自体に類義語はありませんが、「言うこと(口)」と「すること(手)」に分けるといくつかあります。口では「弁が立つ」「雄弁」などがあり、手は「腕が立つ」「敏腕」などがあります。

口八丁手八丁まとめ

良い意味があると紹介しましたが、やはり皮肉を言うときに使われる事が多いため悪い印象を持っている方がほとんどなので、褒め言葉として使う際は注意が必要です。似た意味を持つ「頭の回転が速い」などの元々印象の良い言葉を使ってみても良いのではないでしょうか。

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