分散投資(ぶんさんとうし)

分散投資とは、投資対象をまたは投資金額をいくつにも細かく分散させる事で、リスクまでも軽減させる投資スタイルについて総じて使われる投資用語(証券用語)となります。
一般的には株式投資の際に多く使用され、一つの銘柄だけでなくいくつもの銘柄を購入する事で、中長期投資の際には安定的に利益を期待できるとされています。

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分散投資の意味とは

投資とは損失を出す恐れもあるので、その意味では複数の株式・為替・先物・債権・他金融商品等々に分散させる事は、資金や資産管理の面でも重要な投資スタイル(手法)となります。
また、最近は世界中に投資先があるだけでなく、新しい金融商品がいくつも誕生し、分散投資そのものが変化しつつあります。
その最たる例が、ビットコインなどの仮想通貨です。しかし、分散投資に仮想通貨を組み込み莫大な利益を上げた人がいる一方、巨額の損失を出す人もいたので、分散投資が必ずしも利益を上げ成功する事にはなりません。

分散投資の考え方として、一般的には以下の4つとなります。
 ・地域(日本国内だけでなくアメリカや中国、或いは新興国など)
 ・商品(株式、債券、年金・保険など)
 ・通貨(FXで米ドル/円、ユーロ/円、また外貨建て商品など)
 ・時間(定期的に購入、ナンピンなどの手法)

分散投資の由来

投資の世界で最も有名な格言の一つに、「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。欧米の投資格言「Don’t put all your eggs in one basket」を日本語訳したものなので、少し意訳となる面もありますが、大筋は同じとなります。

これは、「ひとつのカゴに卵全部入れると、落としたら全部割れる」ので、分散投資をするべきと重要性を説いています。
分散投資の正式な由来や語源について、明確な情報は分かりかねますが、100年以上前の1863年にイギリスで投資信託が誕生し、そこで分散で投資する事でリスクを減らす概念が誕生したとされています。

分散投資の文章・例文

例文1.国内だけでなく海外にも分散投資をする
例文2.分散投資でもリスクは無くならない
例文3.分散投資は少額からでも可能だ
例文4.投資で成功するなら分散投資を長期的に行うべき
例文5.多くの分散投資を用いると管理が難しくなる
投資の王道的手法である分散投資を用いても、必ず儲かるとはなりません。それは、投資が複雑怪奇で予測困難な事もありますが、精神面や資金管理が手法よりも重要とされているからです。

分散投資の類義語

オルタナティブ投資、国際分散投資、銘柄分散投資、インデックス運用などが比較的に似たような言葉となります。

オルタナティブ投資」:農作物・商品・先物・オプション取引など、従来の株式投資以外の新しい投資や手法を用いること
「国際分散投資」:株や商品などを日本だけでなく、海外の先進国や途上国にまで分散して投資をする
「銘柄分散投資」:株式投資の際、複数の銘柄を購入する事で損失を分散させる
「インデックス投資」:インデックスとは日経平均やトピックスなど、相場全体の目安となるベンチマーク(指数)で、これらに連動する投資方法のこと

分散投資まとめ

投資金額や投資対象などを分散させる事で、リスクを減らしながら安全に利益を狙うのが分散投資となります。対して、ハイリスクながら利益も大きいのが「集中投資」となります。
どちらも状況次第となりますが、初心者なら分散投資を始めるのが理に適っているのは明確です。また、分散投資の考えは何も投資だけでなく、人生論にも通じるものがあります。

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