「内弁慶」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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内弁慶(うちべんけい)

人の正確を表す言葉として「内弁慶」があります。弁慶と聞くと牛若丸と戦ったとても強い印象のお侍さんですが「内」が付くと、どのような意味に変わるのでしょうか?内弁慶の正しい意味について、由来や使い方まで一緒にチェックしていきましょう。

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内弁慶の意味とは

内弁慶の意味は、家庭の中ではとても威張って強そうなのに、外に一歩出ると借りてきた猫のように大人しくなる人を指しています。身内に対しての態度と、よそ様に対しての態度がまったく違う人のことを揶揄する言葉です。

内弁慶の由来

内弁慶とはその名の通り、武蔵坊弁慶という平安時代終わりの僧兵です。後の源義経となる牛若丸と五条大橋で戦をおこなったエピソードが有名で「強い人の例え」として良く用いられています。そんな弁慶の名前に準えて「家では弁慶のように立派だけれども、外に出るととても大人しい人」という意味が生まれました。良い意味ではなく悪い意味で用いられる、やや皮肉めいた言葉です。

内弁慶の文章・例文

例文1.家ではいつも威張っているのよ。典型的な内弁慶ね。
例文2.内弁慶な子で、進学塾に付いていけるか心配しています。
例文3.父は内弁慶な所がある。
例文4.内弁慶な性格を直さないと、出世できないぞ。
例文5.小さな頃は内弁慶な少年でした。
外ヅラはとても良いのに、家に帰ると命令ばかり。このような人を内弁慶と言います。家族と仲良くするためにも、内弁慶な態度は見直したいものです。

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内弁慶の会話例

  • お宅のご主人、いつも朗らかでいいですよね。

  • そう?家ではかなりの内弁慶よ。

  • へー、うちのお父さんも同じですよ。人は見かけによらないのね。

  • 家でももっと、愛想がよいといいんだけれどね…。

ご近所さん同士が、ゴミ捨て場の前で仲良く井戸端会議。自分のご主人について、あれこれトークを交わしています。どんなに外で良い顔を貫いても、奥さんのご機嫌を取っておかない限りは、浅はかな嘘がバレてしまうのですね。

内弁慶の類義語

内弁慶の似た言葉として「ノミの心臓」「器が小さい」「腑抜け」「二重人格」「陰弁慶」などの言葉があります。

内弁慶まとめ

引っ込み思案で外に出ると大人しいのに、家に入ると途端に傍若無人になる人がいます。自分より弱い者に対しては強く出て、自分より強い人には小さく出る、臆病な人と言えます。内弁慶と言われないためにも、自分の表と裏の態度を時々チェックしてみることも大切です。

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