「六甲おろし」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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六甲おろし(ろっこうおろし)

阪神タイガースの球団応援歌の通称としても有名な「六甲おろし」ですが、そもそもどのような意味があるのでしょうか?「六甲」と付くだけに、六甲山と関わりがあるという事はなんとなく予想できると思います。では「おろし」は何を指す言葉なのか、また合わせてどのような意味になるのかなど、由来や例文なども一緒に詳しく解説していきます。

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六甲おろしの意味とは

六甲おろしとは、六甲山から吹き下す山颪(やまおろし)のことを言います。六甲山は兵庫県の南東部、神戸市の市街地の西部から北部にかけて位置する山塊のことで、その山々から吹き下ろす風を「六甲おろし」と呼びます。これは比較的強風であるといった特徴のある風で、過去に死人や負傷者が出たこともあるほど強い風だそうです。

六甲おろしの由来

「六甲おろし」は漢字では「六甲颪」と書きます。この「颪(おろし)」とは、冬季に山や丘などの高いところから吹き降ろしてくる風のことを言い、全国の随所に「〇〇颪(おろし)」という名称の局地風が存在します。「六甲おろし」もそのひとつで、現在は冬の強風として一般的に定着していますが、古来言われる六甲颪は、春以外の時期に季節を選ばず山頂から吹き降りてくる突風のことを指していたそうです。

六甲おろしの文章・例文

例文1.六甲山から吹き下ろす六甲おろしはとても強い風で、神戸市の周りに住む人々は度々その影響を受けながら生活している
例文2.大阪タイガースの応援歌は、六甲おろしという通称で呼ばれている
例文3.神戸の街の人々は、みな六甲おろしを歌ってタイガースを応援している
例文4.六甲おろしは酒造に適した気候をもたらし、全国に灘酒の名声を広めた要因の一つでもある
例文5.六甲おろしと呼ばれる風は、その昔に死傷者を出したこともあるほど強烈な局地風である
本来は六甲山から吹いてくる局地風を指す言葉ですが、現在では曲名として耳にする事の方が多いようです。

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六甲おろしの会話例

  • 兵庫県の灘の酒は富士見酒という通称で呼ばれていて、美味しいと有名だよね。

  • 富士見酒と呼ばれるようになったのも、そもそも灘の酒が質が良く、江戸に輸出していたことがきっかけなんだってね。

  • その酒の質の良さっていうのは、その地域の気候が酒造に適していたことが要因って言われているんだよ。

  • 六甲おろしもそのひとつなんだってね。とてもつよい風だから生活する上では大変なこともあるけど、その土地の文化にも大きな影響を与えてるんだね。

六甲おろしと呼ばれる風は、人々の生活に大きな影響や被害を与えることもありますが、酒造に適した気候をもたらしたり、野球の応援歌のタイトル(通称)として親しまれたりと、文化的にも欠かせない大切なもののようです。

六甲おろしの類義語

颪の常襲地は日本随所にあり、それぞれ局地風としてその土地の固有の名が付けられています。その多くは吹き下ろしてくる山の名をつけた「〇〇颪」という名称で呼ばれ、例えば樽前颪・八甲田颪・鳥海颪・蔵王颪・筑波颪・那須颪・二荒颪・赤城颪・榛名颪・浅間颪・吾妻颪・丹沢颪・鉢盛颪・八ヶ岳颪・富士颪・御岳颪・伊吹颪・比良颪・鈴鹿颪・風伝颪・北山颪・比叡颪・摩耶颪・大山颪・霧島颪、などがあります。

六甲おろしまとめ

今回は六甲おろしについてご紹介しましたが、いかがでしたか?阪神タイガース応援歌の通称としても親しまれている言葉ですが、本来の意味は知らなかったという方も多いと思います。意味も覚えておけばより一層会話が盛り上がるかもしれませんので、ぜひ覚えておいてください。

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