「傍若無人」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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傍若無人(ぼうしゃくぶじん)

よく本でを読んでいると目にする機会もあると思います、あまりこの言葉に良いイメージを持つ人はいないでしょう。一体どういう時に使われるのでしょうか、それでは傍若無人の意味や使い方を見ていきましょう。

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傍若無人の意味とは

傍若無人の意味とは、人目をはばからず、遊び、勝手に振る舞う様子、他人を無視して、勝手で無遠慮な言動をする様子のことです。人に迷惑をかけて全く遠慮のない様子だとイメージするとわかりやすいでしょう。

傍若無人の由来

中国がかつて秦の時代に、燕の衛国出身の荊軻が、筑の上手い高漸離と酒を飲んでは、うたって、酔い、騒ぎわめいて、まるで傍に人がいないかのような振る舞いをして暮らしていたという故事からきています。
「傍らに人無きが若し」と訓読します。

傍若無人の文章・例文

例文1.傍若無人な態度に腹が立つ。
例文2.彼等はほとんど傍若無人に僕等の側を通り抜けながら、まっすぐに渚へ走って行った。
例文3.通りすがりの人へ傍若無人の接吻をした。
例文4.お酒を呑み傍若無人に笑う。
例文5.世間も構わず傍若無人の馬鹿笑いをする。
あまり傍若無人は良い意味で使われないことが分かりますね。

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傍若無人の会話例

  • 今日本当に大変な事があったんだよ聞いてよ。

  • そんなに疲れちゃって、一体なにがあったっていうの?聞かせて?

  • 今日友達とご飯に行こうと思って商店街を歩いていたら、酔っぱらったおじさんが傍若無人に笑いながら追いかけてきて、友達と走って逃げたんだよ。

  • それは大変だったわね、度を超えた自分勝手な行動で周りの人間に迷惑をかけるなんてよくないことだよね。

自由気ままに行動することを意味する「自由奔放」や「天真爛漫(てんしんらんまん)」などとは違い、明確にマイナスの意味で使われます。

傍若無人の類義語

類義語として上げられるものは、「眼中無人」「得手勝手」「勝手気儘」「傲岸不遜」「放辟邪侈」「野放図」「横柄」などがあります。

傍若無人まとめ

傍若無人」には単に自分の思いのままに行動するという意味だけではなく、そこに見え隠れする傲慢さや人を見下した態度への強い非難が含まれています。人に対してもし「傍若無人」を使う時には、よく考えた上で使わなければならない言葉なのです。 自分の思い通りに行動することも大切なのですが、その行動を「傍若無人」と捉えられるか、「自由奔放」や「天真爛漫」と捉えられるかは他人への敬意を持っているかどうかで変わってきます。また、最近はYoutubeで過激な動画があがったりするためか、街中で騒いだりする事が面白いと思う風潮がありますが、人に対して「傍若無人」と感じるならともかく、自分が周りの人から「傍若無人」であると思われないような行動を心掛けたいものです。

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