「値が張る」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

値が張る(ねがはる)

｢値が張る｣とは｢値段が高いや普段よりも高い｣という意味です。日頃の生活とは買物を繰り返す事なので、どうしても日用品の価格が上がっていくと、不満を覚えてしまうものです。また、昔は安かったのに最近は高くなってしまったものは｢値が張る｣と特に思ってしまいます。アナログレコードもそんな一つで、年々プレミア化して高額になっていくと、寂しさから｢値が張る｣のが残念で仕方ありません。そんな様々な思いも交錯する｢値が張る｣の解説となります。

値が張るの意味とは

｢値が張る｣の意味は以下の通りとなります。
(1)値段が普段よりも高い。価格が高い。
(2)高級品や高額商品について、値段が高いや高い価格の事。
(3)個人の感覚や価値観に経験から、値段が高いと思う事。
”値”は｢価格｣｢値段｣｢代価｣｢値打ち｣など、”張る”は｢広がり伸びる｣｢膨らむ｣｢一面を覆う｣｢値段が高くなる｣｢強く盛んになる｣｢気を引き締める｣｢開く｣｢構える｣などで、要するに値段が高いのが｢値が張る｣です。元々価格が安い物から高級品まで、どんな品物でも当事者の感覚として｢価格が高い｣と思えば｢値が張る｣となります。さらに、例えば野菜や肉魚など日常品であり比較的に価格変動が頻繁なもので、偶々高い時に当たってしまっても｢値が張る｣となります。しかし、通常は高級品や品薄となり高騰してしまった物で｢値が張る｣と使うのが一般的です。安い価格のものは値上がりしても高が知れているので、そこまで不満には思わないからです。高級品はそもそも高い価格設定で、それに不満を覚えているので思わず｢値が張る｣と文句の一つも言いたくなるのでしょう。

値が張るの由来

｢値が張る｣の由来は残念ながら不明です。文献資料も発掘されていないので、いつ頃から使われるようになったのか分かっていません。

値が張るの文章・例文

例文1.高級外車は車体価格から車検代や保険代なども全て値が張るので今は無理だが、いつか成功したら絶対に手に入れると決意し、一先ずはミニカーを購入して心を落ち着かせる事にした。
例文2.政府のクーポン券配布の事務費は値が張るどころかぼったくり価格で騙されていると思うが、どうせ国債発行するだけの税金だし業者からリベートと選挙対策に迂回献金だから全てOKで動いていくのだろう。
例文3.新宿のぼったくりバーは値が張る以前の問題だが、店長曰く｢この街は何でもあり｣と言うので、もう好奇心から迂闊に変な店には行かない事にした。
例文4.PS5はいつまでも値が張っていて一向に下がる気配が感じられず、ゲーム会社の闇なのか策略なのか分からないが不思議で仕方がない。
例文5.値が張ると諦めないで、リサイクルショップやフリマアプリを利用して中古品をお得に購入するべきだ。
高い買い物や支払いで｢値が張る｣を使った例文です。

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値が張るの会話例

• 

  うーん。やっぱり値が張るよなー。
• 

  でも美味しそうじゃない。久しぶりだし、買おうよ。
• 

  んー…、よし、今日は止めよう。やっぱり俺達に松坂牛A5ランクは贅沢だって。
• 

  それなら、そんなに悩まないでよ。

スーパーで高級牛肉を買うか悩んでいる夫婦の会話です。

値が張るの類義語

｢値が張る｣の類義語には、｢高値｣｢割高｣｢高い｣｢手が出ない｣｢高嶺の花｣などの言葉が挙げられます。

値が張るの対義語

｢値が張る｣の対義語には、｢割安｣｢廉価｣｢安価｣｢安値｣｢低級｣などの言葉が挙げられます。

値が張るまとめ

｢値が張る｣は値段が高いという意味で、高級品や普段よりも価格が高い際に使われます。当人の価値観で決まってしまう言葉なので、ある人は割高から｢値が張る｣と思っても、別の人は妥当な価格で｢値が張らない｣ともなります。