「仲睦まじい」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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仲睦まじい(なかむつまじい)

「仲睦まじい」とは「人前でも仲の良さが感じられるお似合いの夫婦や恋人同士」です。友人や知り合いのお似合いな夫婦、町を歩く幸せそうなカップルなどを見ると、思わず「仲睦まじい」という言葉を掛けたくなりますよね。一緒に居ても微笑ましく、ちょっと照れ臭くなるような2人だけの関係性が成立しています。そんな誉め言葉であり、もしかしたら憧れや妬みでもあるのが「仲睦まじい」です。

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仲睦まじいの意味とは

「仲睦まじい」の意味は以下の通りとなります。
 (1)互いの気持ちが通じ合っていて大変仲が良い夫婦や恋人同士の事。
 (2)仲が良いや親密な男女関係である「睦まじい」と同義だが、より強調した表現。
 (3)「仲睦」や「中睦」とも書き同義(どちらも「なかむつまじい」と読む)。
”仲”は「人と人との間柄」「相手との関係性」、”睦まじい”は「仲が良い」「親密」「男女間の愛情がこまやか」で、非常に仲が良い夫婦や恋人同士など男女間の親密な関係性が「仲睦まじい」です。「睦まじい」だけでも殆ど同じ意味ですが、より仲の良さを強調した表現となっています。ですから普通は男女間だけで使い、また実際には夫婦や恋人同士ではなくても周囲からそのように見えれば、微笑ましさや囃し立てるような感じで用いたりもします。使い方としては「仲睦まじい2人」「仲睦まじい夫婦」「仲睦まじい関係」といった形が多く、他にも「仲睦まじさに嫉妬を覚えた」といった妬みでもあります。

仲睦まじいの由来

「仲睦まじい」の由来として、日本ではかつて旧暦1月を「睦月」(むつき)と呼んでいました。新年である「睦月」は家族や親戚が集まり宴を開くなどを行う事から、人と人の好い関係を築くとして「睦まじい」に変化して「仲」を合わせて誕生したそうです。文献としては「中睦」で江戸時代の滑稽本「古朽木」などに文言が記されています。

仲睦まじいの文章・例文

例文1.日曜の昼下がりに気分転換でもと思い近所の公園に行ったら、仲睦まじい夫婦やカップルだらけで逆に気分が落ち込み、部屋に戻ってヤケ酒をあおりなんとか理性を取り戻した。
例文2.世間から評判が良い女優ほど実態は仲睦まじい夫婦とはあまりにもかけ離れていて、浮気を繰り返すのを「心が不安定」とは実に便利な言葉だと思い知った。
例文3.国民は餓死させ自由を奪い核開発だけ熱心な将軍様は何かと溺愛する娘を公の場に登場させるが、これで仲睦まじいと感じる人がいるとは思えない。
例文4.新興住宅地は仲睦まじい若者夫婦世帯が幸せいっぱいで暮らしているが、数十年もすれば中高年だけ暮らす典型的な買い物が不便なゴーストタウンに成り下がり、家を売ろうにも地価下落が激しく八方ふさがりに陥るのを分かった上で不動産屋の殺し文句と未来への根拠なき自信からマイホームを購入する。
例文5.昔から仲睦まじい2人が遂に目出度く結婚というゴールインを果たす事になった。
「仲睦まじい」を使った例文となります。

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仲睦まじいの会話例

  • ちょっといいかな?

  • えっ、いきなりどうしたんですか? そんな真面目な顔をして。

  • 実は…、俺も遂に結婚する事になりました。その報告です。

  • あの彼女さんと結婚するんですか? それはおめでとうございます。私から見ても仲睦まじさが溢れていたから、いつ結婚するかと思っていたけど、本当に良かったですね。

職場の後輩に結婚報告をするという内容です。

仲睦まじいの類義語

「仲睦まじい」の類義語には「仲良し」「おしどり夫婦」「親密」「蜜月」「密接」「懇ろ」「気心が知れた」などの言葉が挙げられます。

仲睦まじいの対義語

「仲睦まじい」の対義語には「疎遠」「疎々しい」「犬猿の仲」「仲が悪い」「不仲」などの言葉が挙げられます。

仲睦まじいまとめ

大変仲が良い夫婦や男女関係を表した言葉が「仲睦まじい」です。本来は男女の親密な関係だけですが、近年はLGBTから同性同士でも使う表現となっているようです。また当人同士が使うのではなく、仲の良さを感じ取った周囲の人達が「幸せですね」といったニュアンスで「仲睦まじい」となります。

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