「下馬評」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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下馬評(げばひょう)

選挙の時期には、「下馬評を覆し・・・」や「下馬評の通り・・・」などの言葉をニュースで頻繁に聞きます。下馬評って何なのでしょう?言葉の通り見ると、競馬の予想のように聞こえます。
この記事では、下馬評について意味や由来を見ていきます。

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下馬評の意味とは

下馬評とは「げばひょう」と読みます。意味は「第三者があれこれと評価したり、うわさしたりすること」です。
ニュース番組でコメンテーターがずらりと並び、「〇〇はだれが勝つと思いますか」「私はこう思います」など持論を展開して評価するのはまさに「下馬評」といえます。私たちがワールドカップを見ながら「どこの国が勝つ」「いや、〇〇だ」というのも、直接関係のない人々が推測で評価していることなので、下馬評ですね。

下馬評の由来

下馬評には由来があります。
日本ではもともと、馬は身分の高い人たちが乗るものでした。しかし、乗馬できる人間にもまた身分や地位の高低が存在しました。社寺に入る際や登城する際に、一定の身分以下の人は馬から降りなければなりませんでした。
この馬から降りる場所が「下馬先」といいます。下馬先から先は、身分に応じて連れていける人数が決められており、残りの人間は下馬先で主人の帰りを待ちました。
この下馬先で、待っている人々があれやこれやうわさや立ち話をしていたことが、現在の下馬評の元となったといわれています。
もしかしたら、主人の悪口をうわさしていたのかもしれませんし、一度も入ったことのない中の様子を想像して盛り上がっていたのかもしれません。

下馬評の文章・例文

例文1.下馬評通りに行けば日本が勝つ
例文2.下馬評が飛び交っている
例文3.下馬評を覆して当選した
例文4.下馬評はあてにならない
例文5.下馬評では不利だ
上記のように、選挙やスポーツの大会において良く使われる言葉です。

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下馬評の会話例

  • 今度の世界大会では、どの国が勝つだろうか。

  • 下馬評通りに行けば、もちろん世界一位のブラジルね。けれど、不思議なことに下馬評っていつも外れるのよね。

  • 大番狂わせを期待したいものだね。ところで、日本はどこまで行けると思う?

  • 前評判は低いわね。あまり期待しすぎない方がよさそうだわ。

上記の会話では、スポーツの世界大会について話しているようです。下馬評は根拠があるものとないものがありますが、いずれにしても「だれが勝つか?」とうわさするのは楽しいものです。

下馬評の類義語

下馬評の類義語を見てみましょう。特定の人物の評価を測る類義語に「前評判」があります。下馬評も前評判も使い方としては似ていますね。他者に対してあれこれ言うという面では「風評」も近い言葉です。

下馬評まとめ

ここまで、下馬評について見てきました。現代では下馬評以外にも「出馬」「出陣」「しのぎを削る」など、戦国時代からの言葉が多く残っています。これからもたびたび耳にすることでしょう。

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