「三羽烏」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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三羽烏(さんばがらす)

「三羽烏」とは「スポーツや政界など特定組織内の優秀な3人組の比喩表現」です。昔から特に野球では期待の新人3選手を「若手三羽烏」、或いは出身地や地域から「関東三羽烏」や「九州三羽烏」、大学なら「早大三羽烏」「青学三羽烏」といった使い方がされていました。それぐらい野球では「○○三羽烏」とは世間にインパクトを与えるネーミングとしてお馴染みだったのです。

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三羽烏の意味とは

「三羽烏」の意味は以下の通りとなります。
 (1)集団内の優れた3人の事。弟子や部下の中で最も優秀な3人。
 (2)株やFX取引の金融・証券用語で、チャートにおいて売りサインや弱気相場の転換とされる陰線が3本連続で出現する事。また「黒三兵」も同義。
「三羽烏」は一般的にはある集団や組織内での優れた3人を指す慣用句です。ひと昔前は漫画や学園ドラマなどで多用される表現で、大抵では大ボスや番長の前に立ちはだかる中ボス的な三人組が「三羽烏」と呼ばれ、ある種のお馴染みの存在と言っても過言ではありませんでした。現在でも例えば「政界の三羽烏」や「野球界の三羽烏」といった使い方がされ、「四天王」や「ビッグ3」などと本質的にはまったく同じ扱いになります。これら以外には金融・証券用語や投資用語としても「三羽烏」は使われ、株やFX取引のチャートで下落を意味するローソク足の陰線が3本連続で出現する事になります。この状態は「黒三兵」はとも呼ばれ、相場転換のサインとして投資家からは信じられています。もちろん厳密には眉唾であり「三羽烏」だけで投資に勝てる保証はありませんが、判断材料の一つとなっているのも事実です。さらには、単に仲が良い友人3人組など優秀や平凡などに関係なく「三羽烏」と表現する事もあります。

三羽烏の由来

「三羽烏」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては明治時代の小説家・矢田挿雲の著書「江戸から東京へ」(1921年)などに文言が記されています。

三羽烏の文章・例文

例文1.某サッカー漫画で三羽烏を覚えた人も多いのではないのか。
例文2.何といっても野球界には三羽烏が多く、その時代で活躍した三人組に称号が与えられる。
例文3.RPGをしていたら三羽烏らしき敵が攻撃をしてきたので、返り討ちにしてやった。
例文4.ヤクザ組織の悪人三羽烏とは絶対に付き合いをしたくない。
例文5.昨日も陰線になって三羽烏が出現したので空売りを仕掛けたが、翌日は見事に円安株高の上昇相場となってまた投資で負けてしまった。
「三羽烏」を使った例文となります。

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三羽烏の会話例

  • また韓国アイドルの動画を観ている!

  • いいじゃん、好きなんだから。

  • そうだけど、韓国アイドルよりも日本の古き良き時代のアイドル三羽烏の方が良いよ絶対に!

  • それって松田聖子や郷ひろみとかって事? ちょっと古すぎない?

韓国アイドルに対抗して日本の昔のアイドルを紹介するという会話内容です。

三羽烏の類義語

「三羽烏」の類義語には、「双璧」「二枚看板」「四天王」「御三家」「三銃士」「五大老」「十二使途」「七賢人」「三人娘」などの言葉が挙げられます。

三羽烏の対義語

「三羽烏」の対義語には、「3バカ」「三馬鹿」「赤三兵」などの言葉が挙げられます。

三羽烏まとめ

「三羽烏」は優れた三人組という意味で、スポーツ界や政界に漫画などで多用された表現です。また、まったく違う意味として株などの投資においてチャートの下落を意味するローソク足の陰線が3連続で出現する事でもあります。

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