「メリタージュ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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メリタージュ(Meritage Wine)

「メリタージュ」とは「主に米カリフォルニアで造られるボルドータイプの赤ワイン」です。ワインとはヨーロッパの歴史だけでなく人類の歴史と謳う人もいるぐらいの特別な飲み物なので、それだけに専門用語も多くて素人には敷居が高くなっています。赤ワインや白ワインぐらいは認識しても、それ以上の用語は実はうろ覚えという人も多いでしょう。それではどこかで聞いた覚えもある「メリタージュ」の解説となります。

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メリタージュの意味とは

「メリタージュ」の意味は以下の通りとなります。
 (1)フランス産ワインのボルドースタイルで作られた赤ワインの総称。
 (2)アメリカのカリフォルニアなどで造られるフランス発ボルドータイプの赤ワインを指す。
 (3)「メリテージ」「メリテイジ」「メリテージワイン」とも言い同義。
ワインで最も有名なのはフランスのボルドー地方で造られるもので、その地域名から「ボルドーワイン」と呼ばれますが、その流れから主にアメリカ・カリフォルニア等で造られるボルドースタイルの赤ワインを「メリタージュ」や「メリテージワイン」と言います。ですからこれは飽く迄もボルドースタイルの赤ワインの総称なので、商品名は「○○メリタージュ△△□□」といった風になります。本物というかオリジナルのボルドーワインと比べると価格は比較的に安くかつ品質も良い事から、日本でも2010年頃などはワイン通の間でも話題となりましたが、現在はあまり人気がなくネット上ではやや厳しい意見も飛ぶほどの赤ワインという存在になってしまいました。

メリタージュの由来

アメリカのワイン造りは実は歴史が古く、1500年頃にはヨーロッパブドウの苗木からブドウ栽培が始まり、1560年にフロリダで初めてワインが生産されました。その後は1976年にフランス・パリで歴史的権威があるワイン試飲会「パリ・テイスティング」が開催され、赤ワインと白ワインの両方でカリフォルニアワインが1位を獲得し世界に衝撃を与えた事から「パリスの審判」と呼ばれます。このような経緯からボルドーワインの支持者でもあったチップ・リース氏が1981年、カリフォルニアのソノマでワイン造りを始め、この地域は日照時間が長いなどの特徴があった事から高品質ワインに成功し「ソノマブレンドのワイン」を「メリタージュ」と呼ばれるようになりました。

メリタージュの文章・例文

例文1.大晦日は一年の締めとして、1人で虚しくメリタージュを飲んで泥酔するのが恒例となった。
例文2.「メリタージュを腹一杯まで飲みたい」と言っていた父が先日、入院先のベッドから転落して怪我をしたが、きっと夢の中で酔っぱらっていたのだろう。
例文3.正直なところストレス発散で酔えればいいのだからメリタージュだろうがボルドーだろうが、違いはまったく分からないし興味もない。
例文4.薄汚れて金の亡者となった弁護士や医者などが夜の店でメリタージュなどのワインを飲んでいるイメージがあるので、俺は芋焼酎しか飲まない。
例文5.アメリカがメリタージュワインの産地だとは意外で、ビールとウイスキーしか酒と認めない文化だと思い込んでいた。
「メリタージュ」を使った例文となります。

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メリタージュの会話例

  • 今日暇なら、ワインバーに行くの付き合ってよ?

  • ワインバーって、本気で? 私達には敷居が高いんじゃない。

  • 大丈夫だよ。メリタージュとかの安ワインを頼めば、そんなに高くならないでしょう。

  • ところでそこにイオンのトップバリューワインは置いてあるかな? 私が唯一飲めるワインだから…。

勇気を出して初めてワインバーに行こうとする二人の会話内容です。

メリタージュの類義語

「メリタージュ」の類義語には、ヨーロッパ以外の新興産ワインである「ヴァラエタルワイン」「ヴァラエタルブレンドワイン」「ジェネリックワイン」などの言葉が挙げられます。

メリタージュの対義語

「メリタージュ」の対義語には、伝統的な高級ワインである「ボルドーワイン」などの言葉が挙げられます。

メリタージュまとめ

「メリタージュ」は最も有名なワインであるフランス・ボルドースタイルで造られた米カリフォルニア産赤ワインなどの総称です。本場のボルドーワインと比較すると安価ながら品質も高く味も良いとして一時期は話題となりました。

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