ポテンシャル(Potential)

「ポテンシャル」とは「将来への期待や可能性を示す言葉」です。スポーツ中継を観ていて新人が活躍していると、今後への期待感から解説者などが「非常に高いポテンシャルの選手が登場しました」と絶賛する事がありますが、このような使い方が最も一般的な形です。もちろん、反対に貶す意味でダメな場合に「ポテンシャルが低い」も多いですが、やはり褒め言葉とした方が自然でいい感じではないでしょうか。それでは「ポテンシャル」の解説をさせて頂きます。

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ポテンシャルの意味とは

「ポテンシャル」の意味は以下の通りとなります。
(1)潜在的な能力。可能性を秘めた力。将来への期待感。
(2)静電場において単位電荷のもつ位置エネルギー。
(3)ビジネス用語や流通用語では、製品やサービスの市場規模や市場規模となる可能性。
「ポテンシャル」は簡単に言えば「可能性や能力や期待」を指す言葉で、「ポテンシャルがある人」などの何かしらの力を秘めていたり、不思議な魅力などがある場合に使います。ですから非常にポジティブな言葉として、ビジネス面などでも褒め言葉のように使うのが一般的です。例えば、2つの新規事業の計画があるとしてどちらかを選択する場合に、直感から「○○に可能性を感じた」ので選ぶ事がありますが、これも表現を変えれば「○○にポテンシャルを感じた」となります。この形は人材採用でも同様で、片方の方が学歴などが優れていたとしても面接などの印象から成績悪い方を選ぶ際に「ポテンシャルに懸けてみる」となります。ですから、これらを逆の使い方にすると、悪い意味合いのネガティブな言葉となり、「ポテンシャルが悪い」「ポテンシャルが低い」ので落とされたと受け取れます。実際のところは「ポテンシャル」とは幻想であり、将来の成功や失敗は誰にも分からないのですが、期待させる何かがあるのは事実なのでしょう。態度や表情からエネルギーが満ち溢れ、伸びしろを感じさせたり或いは好印象で放っておけない魅力が備わっていて、思わず手助けをしたくなるのです。また、数学の力における偏導関数や静電場の専門用語としても「ポテンシャル」は使われますが、難解なので今回は割愛します。よって、「ポテンシャル」は「潜在能力」や「将来性」といったニュアンスの言葉です。

ポテンシャルの由来

「ポテンシャル」の元となる概念は18世紀最大の数学者と呼ばれるジョゼフ=ルイ・ラグランジュ氏によるもので、その後19世紀のイギリスの数学者であるジョージ・グリーン氏によって確立されました。

ポテンシャルの文章・例文

例文1.職場では「日本一ポテンシャルが低い男」と上司から嫌味を言われる日々だが、ネット占い師からは「日本を変える唯一の希望」と言われ、その嬉しさだけが心の支えで月会費5万円も安いものだ。
例文2.毎朝ポテンシャルを上げる為に、知人から購入した1L2000円の幻の秘境水を飲み干して出社している。
例文3.日本代表として試合に出場して強豪相手にゴールを決めれば、世界のスカウト陣もポテンシャルが高いと認めてくれると思う。
例文4.トヨタ車やAppleのiPhoneは何だかんだ言いながらも製品のポテンシャルが評価されて大勢が購入するのだろう。
例文5.面接で自ら「私はポテンシャルだけは誰にも負けません」と熱烈アピールをしたが、結局はまた不採用となりこれで今年になってから30社連続で落ちている。
主にビジネス用語的に「ポテンシャル」を使った例文です。

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ポテンシャルの会話例

  • 質問者アイコン

    日本が圧勝。それにしても、凄い選手が登場したものだよ。

  • 回答者アイコン

    そんなに凄い選手なの?

  • 質問者アイコン

    それは凄いよ。これだけスピードと体力があって、右サイドから決定的なチャンスを作れて得点も決める選手って、実は少ないんだよ。海外の大物選手はあまり走らないし、守備は免除されている。何より自分勝手だからね。その点で伊東選手はまだまだ伸びる期待を持たせてくれるよ。

  • 回答者アイコン

    あなたがサッカーでここまでべた褒めするって、伊東選手は相当なポテンシャルの持ち主って事よね。

サッカーのW杯予選で大活躍している伊東選手について夫婦が会話をしています。

ポテンシャルの類義語

「ポテンシャル」の類義語には、「可能性」「ケイパビリティ」「将来性」「原石」「潜在力」「隠れた才能」「金の卵」などの言葉が挙げられます。

ポテンシャルの対義語

「ポテンシャル」の対義語には、「顕在化」「露見」「浮き彫り」などの言葉が挙げられます。

ポテンシャルまとめ

「ポテンシャル」は潜在能力や将来の可能性といった意味で、日常会話からビジネス現場などで用いられる言葉です。若い年代も割と使うので馴染み深いですが、将来の期待性がある人や物に対して「ポテンシャルがある」「ポテンシャルが高い」「ポテンシャルを感じさせる」として、逆に期待性がない場合は「ポテンシャルがない」「ポテンシャルが低い」「ポテンシャルを感じさせない」となります。

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