「ブラックリスト」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ブラックリスト(blacklist)

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ブラックリストという言葉は、誰しも聞いたことがあるでしょう。様々な業界において、要注意人物の一覧を載せたものを一般にそのように表現しますが、それは金融業界でも一緒です。しかし、金融業界には、実はこのブラックリストというもの自体は存在しないのです。

ブラックリストの意味とは

金融業界におけるブラックリストとは、「信用情報」が極端に悪い人の一覧のことを指す言葉です。この信用情報とは、どこからいくら借りているといった個人別の情報で、文字通り、その人の信用状況を表します。
銀行や消費者金融などからお金を借りるとこれにその情報が記録され、きちんと返済を行っているかということまで分かります。現金を借りた時だけでなく、車のローンや住宅ローン、携帯電話の分割払いやテレビ通販のローンに至るまで、あらゆるローン契約についての情報が全て記録されている為、これさえ見れば、その人にあといくらまでなら貸せる、もう貸せないといった判断ができる訳です。

何かの返済がきちんと行われていないことがこの信用情報に載っていると、新たなローン契約を行うのは難しくなります。そして、一般的に3ヶ月以上返済が滞っている支払いがあった場合に”ブラックリスト入り”だと判断されてしまいます。つまり、ブラックリストというもの自体がある訳ではないのです。その他に、債務整理自己破産など)を行ったことがある人も、このブラックリスト入りだと判断されます。
また、ブラックリスト入りまではしなくても、ちょくちょく支払いが遅れるような人は、その記録によって同様の扱いを受けてしまう場合があります。

ブラックリストの由来

ブラックリストという言葉は、特に金融用語ではありません。その語源は、ブラック=黒い噂のある人だという意味からきており、金融業界ではその通りに、もうお金を貸したりローンで物は売れないと判断した人のことを指して使います。

ブラックリストの文章・例文

例文1.ずっと忘れていた支払いがあって、ブラックリスト入りしてしまったようだ
例文2.ブラックリスト入りしている訳ではないから借りられる所があると思う
例文3.あれから10年は経つので、もうブラックリストから削除されているはず
例文4.前に債務整理をしてブラックリスト状態だから、クレジットカードが作れなかった
例文5.審査に落ちた原因はブラックリストに入っていたとしか考えられない
信用情報に載っている記録は、実は直近の約5年分だけです。よって、それより前の記録は閲覧できない為、長期に渡る支払いの延滞をしてしまったり、債務整理をしたことがあっても、それから5年以上が起てば、またお金を借りたり、ローンを組むことが可能になります。
逆に考えると、そのようないわゆる”金融事故”を起こしてしまうと、以降約5年間は一切の借り入れ行為ができなくなってしまうということです。

ブラックリストの類義語

ブラックリストという言葉と同様に金融業界で使われる「異動情報」という言葉があります。最近では業界内ではあまり「ブラックリスト」とは表現せず、この異動情報の方を好んで使っています。
”ブラックリスト入りしている状態”を、”異動情報に記載がある”と表現し、業界外の人が聞いた時にその意味が分からなくしています。ブラックリストが一般的な用語なのに対して、いわゆる業界用語というものに当たります。

ブラックリストまとめ

ブラックリスト入りをしてしまうと、手持ちのカード類は一切使えなくなり、新たな借り入れ行為も一切行えなくなってしまいます。意外に気を付けたいのが、携帯電話を分割で購入した場合です。この分割での購入契約も立派に信用情報に記録されるので、毎月きちんと支払いを行いましょう。

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