「ナンピン」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ナンピン(Nanping)

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ナンピンは漢字では「難平」と書きますが、多くの場合で片仮名のままで使います。この言葉は相場取引における購入手段(テクニック)の1つですが、初心者にはおすすめできません。

ナンピンの意味とは

ナンピンとは、一度購入した銘柄(株式や外貨、先物商品など)の相場が下がってしまった時に、遭えてそれを買い増すことです。分かりやすいように”ナンピン買い”と言うこともあります。
購入した各銘柄の相場が下がってしまった場合、その時点で諦めて、損を覚悟で手放してしまうか、これから逆に上がるまで持ち続けるかという選択になりますが、その2つの選択に加えて、更に買い増すという手段もあるのです。
一見では、何を無謀なことをするのかと思うかも知れませんが、今相場が下がっているのは一時的なものだと考えると、反って相場が下がって前より安く購入できる今がチャンスなので、今後相場が上がった時の大きな利益を見込んで行う買い増しのことです。

ナンピンの由来

このナンピン(漢字で難平)という言葉の由来は、その行為によって、現在被っている難(損失)を平ら(プラスマイナスゼロの線)まで戻すという意味からです。
ですが、実際には平らに戻すことを狙ってこれを行う訳ではなく、大きな利益を期待して行う場合がほとんどなので、由来はそうでも使われ方はそれとは違ってしまっているのが実情です。その為、ほとんどの場合で由来が分かる漢字ではあまり表現せず、主に片仮名表記で使います。

ナンピンの文章・例文

例文1.ナンピンだけはやめておいた方がいいと思う
例文2.ナンピンするくらいならここで決済するよ
例文3.今こそちょうどナンピンに合ったタイミングだ
例文4.ナンピンしようかどうかすごく迷っている
例文5.ここで10万円分のナンピンをしてひと勝負!
ナンピンは上級者向けの買い方です。その後に更に相場が下がってしまうと、酷いことになってしまいます。初心者にはこのような買い方は決しておすすめできません。これを行うのは、それなりに相場取引の経験を積んでからでも遅くありません。

ナンピンの類義語

ナンピンの類義語は、「買い下がり」という言葉です。使われ方はほとんど同じで、相場が下がった今こそ、これから上昇した時の大きな利益を期待して、買い増しをしてでも食い下がるべきだという意味からですが、こちらの方はナンピンと比べるとあまり使われることはありません。

ナンピンまとめ

ナンピンは相場取引における玄人向けの買い方で、うまくこれがハマれば大きな利益を出すことができます。しかし、”下手なナンピン、スカンピン(素寒貧=全て無くなってしまう)”という使われ方もするように、相場が下がっている中で無理に買い増しをするという行為は、当然大きな危険を伴います。相場取引で相当に経験を積むまでは、そんな言葉や買い方もあると覚えておく程度でいいでしょう。

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