スト缶(すとかん)

「スト缶」とは「アルコール度数7%~9%前後の”ストロング系”に属する缶入りチューハイ」です。ビールや発泡酒は独特の苦みがあるので苦手とする若い世代も多いですが、その反面として甘味や柑橘系のスッキリ風味が特徴なチューハイの勢いが増しています。お酒全体は売上低迷気味なのに、チューハイ市場右肩上がりで伸びているので大手飲料メーカーが相次いで参入し新商品を投入する好循環が続いています。

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スト缶の意味とは

「スト缶」の意味は以下の通りとなります。
 (1)「ストロング缶」や「ストロング系アルコール」や「ストロング系缶チューハイ」とも呼ばれる高アルコール度数の缶チューハイの略語で、飲みやすく価格も手頃ながら適度に酔えると男女を問わず幅広く支持されるチューハイのお酒。
”スト”は「アルコール度数7%以上を意味する”ストロング系”の略語」、”缶”は「金属製容器」で、サントリーなどの飲料メーカーが発売する高アルコールの缶チューハイ(酎ハイ)が「スト缶」です。厳密にはチューハイ市場においてアルコール度数7%以上で9%度台までが「ストロング系」と呼ばれ、
現在はビールなど他のお酒が低迷している中で一人勝ちのように売上を伸ばしています。代表商品はサントリー「ストロングゼロ」とキリン「氷結ストロング」の2つですが、他にも様々な飲料メーカーによるチューハイ商品が乱立し、これらをまとめたジャンルが「スト缶」になります。人気の秘訣としてはビールや発泡酒が低迷しているのもありますが、甘く飲みやすくてレモン味などは飲み口もスッキリしていて、さらに価格が安くアルコール度数は高いので安く酔えるのが庶民にはウケているのです。コンビニやドラッグストアの酒販売コーナーではビール類よりも売場を占拠し、さらには「スト缶」以外の低アルコールチューハイも人気となり、今やチューハイがお酒の代表的存在になったのです。生活が苦しく小遣いに余裕がなくなった庶民の味方として、コスパが高いお酒として一躍大人気になったのが「スト缶」ですが、その反面として急激に酔いが回ったり人口甘味料を使用するなど一部からは危険性を指摘されているので、あまり飲みすぎない方が健康には良いでしょう。因みにサントリー「ストロングゼロ」の”セロ”は、糖類ゼロを意味しています。

スト缶の由来

「スト缶」の歴史として、先陣を切ったのはキリンが2001年7月11日に発売した「氷結果汁」(缶チューハイで現在の氷結シリーズの元祖)で、この商品がビールなどに抵抗感を抱く女性を中心にヒットをしてチューハイ人気の下地を作り、その後サントリーが2005年に現在のストロングゼロシリーズの元祖的な「-196℃ ストロングゼロ」を発売し更に人気となり、他社も続いてチューハイ商品を多く市場に投入していくようになります。

スト缶の文章・例文

例文1.仕事が終わりそのまま家に帰るのが辛い時は、途中のコンビニでスト缶を買って公園で飲み憂さ晴らしをしないと、妻や子供と話をするのができない。
例文2.スト缶は飲まれても地獄、飲まないのはもっと地獄と一部から揶揄される。
例文3.最初はたかがチューハイとバカにしていたが、スト缶の魅力にどっぷり浸かってしまい、今では仕事中も右手が痙攣し冷や汗を掻くが、一杯飲めば治まるのだからそれまでは意地でもアル中の名にかけて病院代をケチって我慢する。
例文4.スト缶を飲みながらAmazonで買物をしていると数日後、記憶にない商品がいくつも家に届き、まるで幽霊に遊ばれているようだがこれが実に面白くてまるで1人プレゼント交換をしている感覚だ。
例文5.近所のコンビニではスト缶と唐揚げ弁当しか買わないので、店からは唐揚げチューハイ豚野郎と渾名が付いていると思うが、いつも酔っぱらってレジに並ぶからまったく気にしない。
「スト缶」を使った例文となります。

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スト缶の会話例

  • 質問者アイコン

    もう1缶、スト缶をくれない?

  • 回答者アイコン

    もう3本も飲んでいるのよ。飲みすぎ!

  • 質問者アイコン

    最後の1缶だから頼むよ。飲まないと、俺は気が狂いそうになる。スト缶だけが心の支えなんだ…。

  • 回答者アイコン

    それでもダメ。あなたは痛風なのよって、ちょっと飲めないからって睨むの止めてよ。

酒好きな夫とその妻の会話です。

スト缶の類義語

「スト缶」の類義語には、「缶酎ハイ」「缶チューハイ」「ハイボール缶」などの言葉が挙げられます。

スト缶の対義語

「スト缶」の対義語はありません。補足として”清酒”の対義語は「濁酒」(だくしゅ、どぶろく、にごりざけ)になります。

スト缶まとめ

「スト缶」はアルコール度数が7%から9%前後の缶入りチューハイの事で、サントリー「ストロングゼロ」やキリン「氷結ストロング」などの商品をまとめたジャンルの呼び名です。ビール等と比較をすると価格が比較的に安く、しかもアルコール度数は高いのでコスパ良く酔えるのが最大の特徴です。

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