「ショートカバー」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ショートカバー(short cover)

株の空売り、FXや先物などで売りポジションを持つ事。これらは全て、価格が下がるほど儲ける仕組みで、売りを別名「ショート」と言います。買いは「ロング」と呼ばれ、価格が上がるほど儲かります。
少し補足すると、株の空売りはショートで意味もまったく同じですが、実際には使われませんし、投資に詳しい人ほど毛嫌いする傾向です。株以外の売りでショートと使うと覚えておきましょう。
このショートポジション(売り)を解消して、決済する事を「ショートカバー」(short cover)と言います。同じ流れから、ロングカバーがあっても良いのですが、これは不思議に思うでしょうがありません。

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ショートカバーの意味とは

FXや先物などで、売りポジションを処分し決済する事が「ショートカバー」です。これは結果的に、買われる事になるので、相場が上昇する意味となります。よって、ショートポジションが市場に多数ある場合、何れは相場が上がると判断ができます。
しかし、さらに売りが入る事もあるので、一概に売りが多いからと上昇を期待できないのも事実です。この辺りが、相場の難しさとなります。
また、ロングとショートを組み合わせた「ロングショート(戦略)」というものは、同時に保有する事で、FXならスワップポイント、株なら配当を儲けるものです。これも実際には、スワップなら反転、株なら手数料や配当が出ない等々があり、必ずしも上手くいきませんが、効果的とされる戦略となっています。
為替や債券など例外もありますが、日経平均や個別銘柄など相場を大局的に見ると、長期的には上昇するもので、下落は短期的とされています。だから、売りであるショートは短期間の保有が多く、株空売りの場合は6か月など期間が設けられています。
為替の場合、もう少し複雑というか各々の思惑が作用し、節目となる数字でショートカバーされる事が多々あります。例として、米ドル/円が105円10銭だとして、そこから売りが入り値を下げ105円0銭や104円99銭になった際、急激なショートカバー入り値が一気に上がるのです。
実際には、単なる大量の買い注文となる時もありますし、また反対の大台突破から売りが入り下落となる事もあります。でも、ショートカバーという言葉が頻繁に用いられるのは、そこに何かしらの意味があるのでしょう。

ショートカバーの由来

ロングやショートは金融・投資用語で、欧米でも当然使われています。ロングの英語表記は「long」、ショートは「short」になり、直訳すると長い(長期間)と短い(短期間)になります。
アメリカは日本以上に投資が盛んで、機関投資家などはショートカバーを言葉としても手法としても頻繁に用いています。そこから、日本でも使われるようになったのです。具体的には2000年頃から日本でも普及し、FXブームでの投資用語として意味が理解されるようになったのが、経緯だと推測できます。

ショートカバーの文章・例文

例文1.ショートカバーを巻き込み大幅上昇
例文2.FXならショートカバーの時間帯も気にするべき
例文3.ショートカバーを逆に利用する
例文4.売りを決済するのがショートカバーである
例文5.ショートカバーは解消されつつあり、後は上昇する期待が高まる
実際には、投資経験があってもあまりショートカバーという言葉を意識する事はないので、例文もピンと来ないかも知れませんが、このような使われ方を理解しておくだけで大丈夫です。

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ショートカバーの会話例

  • そろそろ売らないと損になっちゃうよ…そろそろ売ったほうがいいんじゃ…

  • 何言ってるの?これからショートカバーが起きるかもしれないのに逆に損になるかもしれないわよ。

  • うわああん。こんなことになるなら先輩のうまい話にのらなかったらよかった。

  • お、そろそろいい具合に上がってきたわ。

ショートやロングに関してはよく使われる言葉なので覚えていて損はないです。

ショートカバーの類義語

ショートカバーの類義語には、「信用買い」「空買い」などの言葉が挙げられます。

ショートカバーまとめ

売りポジションの処分、買い戻しで決済をする事が「ショートカバー」です。株以外のFXや先物などで使われる投資用語で、反対を意味するロングカバーは使われないので注意が必要です。
実際にはあまり意識する言葉ではなく、個人投資家なら「ショートを決済した」でも十分に通じますが、機関投資家など大量保有のショートポジションを一気に決済すると、価格が上昇するので、その意味を込めてショートカバーとなります。

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