エンゼルケア(Angel care)

医療や介護の業界では事故や病気、老衰で亡くなったかたに対して使われています。医療ドラマの中でも使われた事があるので、もしかしたらなんとなく聞いたことあるかも?という方もいるかもしれません。どういう意味で使われているのか解説していきます。

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エンゼルケアの意味

エンゼルケアとは患者が亡くなられたあと、葬儀社が引き継ぐまで、病院で行われる最後の処置のことを言います。医療器具を全て外しアルコール綿で清拭したり、穴詰めをしたり、口を閉じたりします。おしもの処置もあり、身内の方がいない所でやるケースが多いようです。お化粧などは、プラスアルファの要素となります。

エンゼルケアの由来

死者に対し家族や近親者が綿などを詰め、身体を清め整容する行為は古来より行われていました。数十年前から使用され始めたエンゼルケアという言葉、宗教的発送や観念からではなく、死を表す言葉の中で悲壮感が少なく安らか、穏やかに旅立つというイメージと優しさや思いやり、労わりをイメージさせる言葉として使われるようになったようです。

エンゼルケアの文章・例文

例文1.亡くなられた患者のエンゼルケアを行う
例文2.介護施設利用者の家族にエンゼルケアでして欲しいことを聞いておく
例文3.父が亡くなったと聞いて駆けつけた時にはすでにエンゼルケアが済んでいた
例文4.エンゼルケアをやってくれたおかげで亡くなった祖母の顔が綺麗だ
例文5.エンゼルケア
エンゼルケアの内容としては、顔や体を拭いて、体液などの漏出を防ぐ処置をして、ひげを剃り、顔の形を整えて、お化粧をして、髪形を整えて、着替えて、手を組む・・・というのが一般的と言われていますが、全国各地、各々の習慣や各病院・施設での主義意向により内容は様々です。

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エンゼルケアの会話例

  • 質問者アイコン

    少しお時間いいですか?お母様の最近の症状と状態をお話ししたいのですが…。

  • 回答者アイコン

    はい。
    やはり調子も良くないし、あまり長くないですよね。

  • 質問者アイコン

    今後の過ごし方とエンゼルケアについて説明します。

  • 回答者アイコン

    よろしくお願いします。

基本的には亡くなる前に家族や本人と話をします。「どこでどういう処置をしてほしい」「病院、施設では行わず葬儀屋にお願いする」「家族でやるから行わなくていい」など様々な希望があります。

エンゼルケアの類義語

死後のケアはエンゼルケアが主になりますが、亡くなる前のケアで癌患者らの苦痛を緩する「緩ケア」治療をやめ、残された生活を意向通りに過ごせるよう努める「終末期ケア」「ターミナルケア」などがあります。

エンゼルケアまとめ

エンゼルケアを受ける方はすべて同じではありません。
体液漏出処置が必要な方、必要でない方、閉口処置を希望する方、しない方、メイクを必要とする方、必要でもご家族が希望されない方など家族や本人によってケアの内容は変わります。
こういった個々の状況、希望に合った身体の整容を行う事を総じてエンゼルケアです。

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