こだま

みなさんは「こだま」という言葉を、日常の会話の中で何かのたとえとして使うことはありますか?割と耳には馴染みのある言葉かとは思いますが、その意味や由来はご存知でしょうか?今回は例文なども用いて、この言葉の内容を解説していきます。

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こだまの意味とは

「こだま」は漢字では「木霊」「谺」「木魂」と書き、主に山や谷などの大規模な野外において起こる、声や音が反響して聞こえてくる現象のことを言います。また、その元になった意味合いで「樹木に宿る精霊」を指して使う場合もあります。

こだまの由来

古くは「こたま」と呼ばれ、「樹木の精霊」を指す言葉でした。そして山彦のように声音が山や谷に反響して戻ってくる現象を、昔の人々は「山の神様=樹木の精霊」が応えてくれるものだと信じていたため、その現象自体も「こだま」と呼ぶようになったようです。

こだまの文章・例文

例文1.彼女の言葉が、こだまのように頭の中で響いている
例文2.個々の声がこだましあって、この舞台を一つの作品として作り上げている
例文3.彼がこだまのように、私の言葉をそのままそっくり返してきた
例文4.静まり返った廊下に、自分の足音だけがこだました
例文5.最後に聞いたセリフが、頭の中でこだまするように繰り返している
屋内で反響する音や自分の頭の中で繰り返される声など、様々な場面において例えとして「こだま」という言葉が使われています。

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こだまの会話例

  • 質問者アイコン

    何か真剣な顔をしてるけど、考え込んじゃって何かあったの?

  • 回答者アイコン

    実は昨日彼から言われた言葉がちょっと引っかかっていて、ずっと頭の中でこだまして他のことが手に付かないの。

  • 質問者アイコン

    それは困ったね…でも、まだ今日の仕事が残っているからなんとか頭を切り替えて一緒に頑張ろう!

  • 回答者アイコン

    そうね、とにかく今は昨日の言葉を思い出さないようにするわ。

日常では、上記のように「(言葉・声・音楽などが)頭の中でこだまする」という表現で使われることが多いようです。

こだまの類義語

同じように「山や谷からの声音の反響」という意味合いの言葉では、「山彦(やまびこ)」があります。また、英語でに置き換える場合には一般的に「エコー(echo)」と訳されます。

こだままとめ

「頭の中でこだまする」というように何気なく日常会話で使っている人も多いかと思いますが、その由来は「樹木の精霊が人の声や音に応えてくれている」という昔の人々の想像から来ていました。そういった言葉の語源を意識しながら使うことで、より一層会話が楽しめるようになるかも知れませんね。

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