「お山の大将」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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お山の大将

お山の大将」。大将は大将でも、いかにも小物感あふれる言葉ですね。お山の大将とはどのような意味の言葉なのでしょうか?また、その由来はどこからきているのでしょうか?
この記事では「お山の大将」という言い回しについて、意味や由来を解説します。

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お山の大将の意味とは

お山の大将とは、小さなグループや狭い範囲の中で威張ったり、わずかな成功で自分が一番だと誇ったりする人のことを指します。
このような現象は、一学校や一クラス、会社の部署、家庭といった小さな範囲で起こります。このような人は得てして目下の人に対して強気で、常にリーダー的立場にいないと気が済みません。また、自分と違う立場の人間に対して排他的になります。
お山の大将気分の人は、実はプライドが高く小心者であることが多いため、本物のリーダーシップが必要とされる場面では臆してしまい、防衛的になることが多々あります。

お山の大将の由来

お山の大将の由来を見てみましょう。実はこの言葉、子供の遊びからきているのです。
丘や塚など、小さな高台に向かって数人で競いながら駆け上ります。一番に上った者は後から来たものを突き落としながら「お山の大将おれ一人」と叫びます。
お山の大将はこの遊びを由来にした言葉で、転じて「狭い範囲で誇ること」という意味になりました。子供が遊びの中で威張る様は、周りから見れば少し滑稽に見えますね。
この言い回しが「お山の大将俺一人」とも言うのはこのためです。

お山の大将の文章・例文

例文1.俺は小学生時代、お山の大将タイプだった
例文2.あいつ、ちょっと褒められたからって、お山の大将になりやがって。自分をひとかどの人間だと勘違いしてるんじゃないか?
例文3.お山の大将が卒業し、世間の広さに気づくのはもうすぐだろう
例文4.お山の大将だと馬鹿にしていたが、そのうち本当に業界で名をあげるようになった
例文5.いつもこせこせと権力の後ろにいて、お山の大将に付き従って威張っているタイプの連中だ
上記のように使います。基本的に小ばかにしたようなニュアンスが含まれる言葉ですね。

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お山の大将の会話例

  • この前、たか子ちゃんがすっかりしょげていたよ。

  • あら、いったいどうしたの?

  • ずっとクラスで一番にかわいいとほめられていたから得意になっていたら、都会から転校生が来て、そのおしゃれさに打ちのめされたんだって。

  • ああ・・・地方は都会よりファッションの流行が遅れてくるものね。すっかりお山の大将になっちゃってたってわけだ。

上記の会話では、地方の女の子と都会の女の子のファッションセンスについて話しています。狭い世界に住んでいると、時に人はお山の大将になってしまいがちですね。

お山の大将の類義語

お山の大将の類義語を見てみましょう。
内弁慶」はお山の大将にかなり近い言葉です。身内の中でだけ、えらそうにしている人のことを言います。
「張り子の虎」も似た意味があります。虚勢を張って威張ることを指します。

お山の大将まとめ

ここまで、お山の大将という言葉について見てきました。
元々は子供の遊びだったこの言葉。浮かれて、「お山の大将になっている」と言われないようにしたいものです。

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