「あべこべ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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あべこべ(彼辺此辺)

普段この言葉を聞くこともあるのではないでしょうか。「この書類、この画像と結果があべこべだよ」といった風に指摘されることもあるのではないでしょうか。あべこべという言葉自体はなんと江戸時代から用いられているのです。この言葉について、あなたはこの意味を正しく知っていますか?
ここではこの「あべこべ」という言葉を詳しく見てみましょう。

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あべこべの意味とは

あべこべとは「彼辺此辺」と書き、「物事の順序や位置、関係などがひっくり返っていて反対なこと」を指します。

あべこべの由来

あべこべの由来について明確な出典はわかりませんでしたが、昔は「あちらべこちらべ」という「あちらとこちらもしくは、あちらにもこちらにも」という意味から次第に略していく過程で意味も現在の意味へと変わってきたのではないかと言われています。

あべこべの文章・例文

例文1.あべこべな服の着方をするね。
例文2.あべこべな書類を作っていては、この仕事から昇進するのは難しいよ。
例文3.この部品とあの部品があべこべになっている。
例文4.先輩と後輩の関係がいつのまにかあべこべになっている。
例文5.あべこべな絵を見ていると、なんだかこの世界のほうが歪んで見える。
あべこべなものをずっと見ていると感覚が不思議な感じになってしまいますよね。

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あべこべの会話例

  • 君、ここに記載されている質問事項ってもしかしてこことあべこべになっていないか。

  • え?これは…そうでしたね。すみません。すぐに修正します。ですがよく気づきましたね。

  • これが経験の差というものだよ。年を重ねることは悪いことばかりではないよ。

  • でも、課長みたいに急にぎっくり腰にはなりたくないですよ。

疲れているとあべこべな資料を作ってしまいがちです。

あべこべの類義語

あべこべの類義語として、「あちらこちら」「対極」などがあげられます。

あべこべまとめ

この言葉は、江戸時代の言葉から変わってきています。しかし、言葉とは流動的なものです。その時代の世襲やどによってその言葉の意味が少しずつずれていき、気づけばまったく意味が違うということもあるのです。かと思えば、ずっと昔から使われてきた言葉だったりします。言葉の移り変わりの裏では人間が歴史を歩んできました。そういった一端がこの言葉にも少しずつ蓄積されていると思うと感慨深いですね。このようにして、意味の変わる言葉も多くあります。間違って用いていたものが、いつもまにかその言い方のほうが定着してしまって、元の意味から変わるということもあるのです。

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